堕天使のいる部屋-11
ある日、俺はまたビデオを見ていた。
ビデオの中の少女は、黒のハイソックス以外全裸だった。
男が、彼女の細く白い両ももを抱え上げていた。
両もものつけ根には、男のものが根本まで奥深く突き刺さっている。
少女は特徴的な狐目の焦点もおぼろげに、口は半開きにしながら、正面を見ていた。
「ほら、教えたとおりに言ってみて?」
「あ、あっ、あいざわ、サチ、しょう、がっこう、ろくねん、です」
「……次は?」
「いやァ……恥ずかしい……」
「今のサチ、すごく可愛いから、続き、がんばって」
「あ、あたしの、おまん、こに、おとなの、ふとい、ちんぽ、だしいれ……あっ、あっ、腰、揺らさないでェ……」
「ほら、早く言わないと」
「だしいれ、されて、きもち、いです、あっ、ダメぇ、みっ、ち、あっ、もう、イッ!」
「……あ! うわぁ、サチ、こんな漏らしちゃって……これ、どうしようかな……」
「ああ……あああ……」
結局、彼女の仲間とやらの事は、よく分からないままだ。
サチに聞くと、それはもういいから、とだけ言った。
そのかわり、サチは毎週のように遊びに来るようになった。
そういう為に教師になった訳じゃないが、もう引き返せない所に立ってしまった。
サチとするその遊びが、果たしてどういう結末になるのか。
若造の俺には、まだよく分かっていない。
−完−