王様の嫁取り大作戦-18
「この姿、結構そそるよなぁ」
中途半端な感じが良い……とドグザールはイズミの髪を掻き分けて肩に唇を落とした。
「ん……変態……」
イズミは恥ずかしそうに胸を両手で隠して少し振り向く。
「おじさんってのは変態なんだよ」
イズミの頬を指で撫で冗談を言うドグザールだったが、その表情は優しく微笑んでおり、イズミの胸がキュンと高鳴った。
「改めて言うぞ?イズミ姫、俺と結婚してくれ」
「……私からも……お願いしますわ……私を妃にして下さい」
2人は見つめ合い、ゆっくりと唇を重ねる。
角度を変えて何度もキスをしながら、ドグザールはイズミを押し倒し未だに胸を隠している両手を引き剥がし、そのまま上に押しつけた。
「ゼビア王っ……」
真っ昼間の明るい部屋で裸を見られるのはかなり恥ずかしいし、そういえば躰も洗っていない、とイズミは抵抗する。
「お前ぇな……ゼビア王はねっだろ……」
ドグザールはガクンと首を落として項垂れた。
「そ、そうですよね……ドグ……んぅ」
名前を呼ぼうとしたイズミの口をドグザールの唇が塞ぐ。
「……キョウがいい」
ドグザールは少し唇を離して囁いた。
「キョウ?」
「ああ、俺のミドルネーム。妻になる女にしか呼ばせ無いって決めてたんだ」
まるで子供みたいなこだわりにイズミはクスクス笑う。
「やぁっと笑った……お前ぇは笑ってんのが一番綺麗だ」
再び唇を落としたドグザールは舌でイズミの唇をなぞり、口を開けるように促した。
躊躇いつつも口を開いたイズミの中にドグザールの舌が捩じ込まれる。
「んんっ……はぁっ……んっ……ぁ……」
舌と舌が絡まり、唾液が交ざり合う……息継ぎするのももどかしい。
「はぁっ……キョウ……私だけ脱いでるってズルくない?」
「俺は変態だからな……この犯してる感がたまんねぇんだ」
押しつけた両手の指に自分の指をからませて深く口付ける。
「んくっふぅうっ」
激しい口付けにイズミは気が遠くなりそうだ。
ドグザールはイズミの足の間に自分の足を割り込ませ、ぐりぐりと淫口を刺激する。