投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

氷の解けた日
【SF 官能小説】

氷の解けた日の最初へ 氷の解けた日 20 氷の解けた日 22 氷の解けた日の最後へ

2年後-1

 私がカリアと出会ってから2年ほど経った。
私はDゲームの中で不敗のチャンピオンだった。

 どんなモンスターとも戦って負けることはなかったし、どんな武器も使いこなして一人で軍隊を全滅させるほどのゲームもできた。

 またカリアはオンラインのあちこちを飛び回り集めた情報を私にインプットしてくれたので、外の世界に対する関心も保ち続けることができた。

 カリアを連れて定期的にミアの邸宅を訪問し、私のために用意された部屋で過ごすこともあった。

 2才から8才くらいのミアは私と遊びたがった。
15才以上のミアはときどき私と電子セックスをすることを申し込んで来た。
ときには複数で私と交わった。
いくら複数と言っても同じミアなのだから、1人と交わっていることにはなるのだが、年齢差のミアは時には別人のように感じることもあるので、奇妙な感覚だった。

 各年代のミアたちも違う顔で全世界を飛び廻って、再び老婦人に合体するなどして情報を濃くしていた。
 彼女らは1人が全体で全体が1人なのだ。
だからカリアはミアであり、ミアはカリアでもあった。
そして、私とカリアとマチモリの間も同化して行き、境目が曖昧になって行ったのだ。
それが良いことか悪いことか、もう考えることもない。
人格が統合されて行き、カリアは私の分身に近くなった。
そうなると違う年齢のカリアと交わって刺激を求めることも多くなった。


氷の解けた日の最初へ 氷の解けた日 20 氷の解けた日 22 氷の解けた日の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前