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ひかえめでチワワなあの子は意外と
【その他 官能小説】

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意味深なことを言う。-1

“『どこでそんな技覚えた訳?』”

“「どこでって、そりゃ…」”



いつだったか、そんな会話をしたのを最近になって頻繁に思い出す。

そして、気になりだすとしばらく頭から離れなくて厄介だ。



郁は、スイッチが入ったとしても基本は恥ずかしがりだ。

そんな郁にあんなフェラテクを習得させ、なおかつあんな乱れる姿を教え込んだ男がいるかと思うと…



んでさらに。

その男が、郁のからだを知り尽くしてるかと思うと…



(なんか…すっげー、気にくわない。)



俺がキスを止めたので、郁はどうしたの?という目で首を傾げている。

何でもないよ、ときれいな鼻筋を親指の腹で何度か小さくこすると、郁がまなじりを下げて笑った。



『あーもー、なんでそんなかわいいの…』



「…っん…」



呆れたような口調で唇をよせる。

郁はそれを受け入れると、音を立てながら何度も何度も俺の唇に吸いつく。

郁が詰めよるタイミングを狙ってがぶっと食いつくように下唇を甘咬みすると、また目尻を垂らした。



『…郁ってキス好きだよね。』



俺が手を出さなければ、いくらでも口づけを交わし続ける郁。

感心するように口にした。



「そうですね…でもやっぱり、相手によりますよ?」



へぇ、と言いながらまた唇を重ねたけど、それは考えようによっては意味深な発言で、頭の中がごちゃごちゃしてくる。




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