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淫欲マンション
【若奥さん 官能小説】

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第4章-1

――あの悪夢のような休日から10日ほど経った週末の夜

「ぁッ…あんッ…」
「はぁ…はぁ…寛子…気持ちいいか?」
「はい…光一さん…」
久しぶりの光一さんとのセックス。
いつもなら満たされた気持ちになるのに、今日に限っては心が痛みます。
淡白な愛撫に、物足りない挿入感…。峰岸さんの濃厚な愛撫と、圧倒的な挿入感を知ってしまった私は、光一さんに嘘をつき、演技をしているからです。

「はぁ…はぁ…もう…出そうだ…」
光一さんの動きが大きくなります。私も身体を反らせ、光一さんを奥まで導こうとします…
が、峰岸さんなら容易に届くポイントには届きませんでした…。

「アン…アン…」
また演技をしてしまう私…。

まだ子供を作らないという光一さんは、コンドームの中に射精をしました。
膣の中に出すことを懇願させ、あの固くて逞しいペニスを何度も何度も脈打たせながら容赦なく射精した峰岸さんと比べると、あっけないものでした…。

男性によって、こんなにもセックスが違うのだということが何よりも驚きでした…。

「そうそう、寛子」
もうパジャマを着てベッドの中で枕を並べている二人。光一さんが話しかけてきました。

「はい?」
「実は、今日の帰りに隣の峰岸さんに会ってな…。明日の夜、峰岸さんが手料理をご馳走するから二人で家に来ないかって誘われてさ」
「えっ…峰岸さんですか…?」
「うん。何でも、峰岸さんって、昔はアメリカで金融マンをやって、今では自分の投資会社を運営しているらしいんだ。俺も将来は自分の会社を持つことが夢だって話したら、アドバイスすることもできるかもしれないから遊びに来ないかって言われてさ」
「そう…なんですか…」
「どうした?寛子…嫌か?」

あれから峰岸さんとは顔を合わせていませんでした。
この前、峰岸さんの家からの帰り際に写真は全部消してもらったので、もう関係は終わったのだと思っていた矢先の、思いがけない話でした。もちろん、行きたくありません。しかし、光一さんが納得できるような説明などできるわけありません…。

「ううん…そんなことありません。では、一緒に行きます」
「よし。じゃあ、お休み」
私とのセックスより楽しそうな様子の光一さんに、複雑な気持ちです。
「お休みなさい…」
光一さんは早くも寝息を立てています。私一人、何か満たされない気持ちのままでした…。



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