第4章-7
「いいんですか?奥さん…そんなに大きな声を出したら、旦那が目を覚ましてしまいますよ…」
私の女の部分を目覚めさせるかのように、峰岸さんが深く大きなピストンを繰り出してきます。私は、ズシリと重みのある挿入感を感じながら、オマンコが峰岸さんのペニスに絡みつく音を鳴らせてしまいます。峰岸さんのピストンが次第にスピードを増してきました…。
「あぁぁんっ…あぁぁんっ…ああぁぁぁっ…」
光一さんが起きてしまう…。そう思っても、声が止まりません。
それどころか、次から次へと脳へ送られる快楽信号が、ビリビリと全身を痺れさせてきます。それは、僅かに機能する理性を麻痺させるほどで、目の前の光一さんへの思いをも侵蝕していくのでした…。
「今夜は今まで以上に狂わせてやるからな、奥さん…ククク…」
峰岸さんが後ろから両腕を回して四つん這いの私を抱き起こすと、ソファの上で背面座位の体勢にしてしまいます。当然のように私の正面には光一さんが…。四つん這いのときと違って嫌でも視界に入ってしまいます。
「ふふふ…自分の妻が目の前で他の男に抱かれているというのに、呑気なものですねぇ、奥さん…」
峰岸さんのペニスで貫かれたまま膝の上に乗せられている私。きっと、このまま突き上げられたら、これまでのように淫らな声を出しながら乱れて、逝ってしまうのでしょう…。
ところが、峰岸さんは背後から身体を密着させたまま身動きしません。その上、私の腰も峰岸さんの両腕でガッチリと固定されてしまい、動かすことができませんでした。
「どうしました?奥さん…突いて欲しいんですか?奥さんは、オマンコの奥を突かれるのが好きですもんねぇ…ふふふ…」
耳元で卑猥に囁く峰岸さん。それでも動いてきません。私の膣の中で脈打つ峰岸さんのペニス…そのペニスに埋め尽くされた私の膣はトロトロと蕩け始め、子宮から脳へとジワジワと弱い電流のような痺れが伝わり続けていました。
「気持ちよくなりたいのなら、旦那のことを忘れることですよ、奥さん…旦那のことを気にしていたら気持ちよくなるのも、気持ちよくなりませんからね…ククク…」
ジワジワ…ジワジワ…痺れが止まりません。脳の中では快楽の濃度が高まり続けています。私は、光一さんを一瞥し、まだ寝ていることを確認します。
そして…
光一さんから視線を反らすと、目を伏せ、瞼を閉じます。
それは、この瞬間、私が光一さんを忘れ、峰岸さんとのセックスを選択した証でした…。
「クックックッ…いけないですなぁ、奥さん…」
峰岸さんがそんな私のサインを見逃すはずありません。勝ち誇った口調で囁きながら肩越しに顔を近づけてきてキスを要求してきした。
私は、それに応えるように傾けた顔を上げます。すぐに峰岸さんの口が私の口を塞ぎ、舌が侵入してきました。頭の中の痺れが強くなってきます。私も舌を差し出すと、峰岸さんの舌にあっという間に絡み取られてしまいました…。
クチュ…クチュ…クチュ…
二人の舌と唾が絡み合う音が耳を刺激します。脳の痺れはどんどん強くなってきて、腰に回された峰岸さんの手を握り締めてしまいます。