双星の魔女の困惑-13
「あっあぁんっやだあっ気持ちいいっん」
獣が相手だという事などどうでも良くなったリンは自ら腰を押し付けて、もっともっとと催促した。
追い討ちをかけるように舌の動きが速まる……淫核を弾きながら時折、長い舌を潜り込ませる……リンの愛液とグロウの唾液が混ざり合ってピチャピチャと水音がバスルーム内に響く。
「んあぁっ!イっ……ちゃ……ああっアアっ!!」
リンの躰がビクンと跳ねて硬直する。
ピンと伸びた爪先とグロウの頭を掴んだ手……そして、淫口がぶるぶると震えた。
「……ぅ……は……あぁ……」
暫く硬直していた躰から、ガックリと力が抜ける。
グロウは獣から人型に変わるとリンの躰を優しく抱き上げた。
「……んっ……」
そのまま湯船に入ってリンに口付ける。
落ち着くようにと施されるキスに、リンは少し目を開けてグロウの表情を盗み見た。
口角を上げて嬉しそうにキスするグロウに胸がキュンとする。
『あ?何見てんだよ』
視線を感じたグロウが目を開けると、リンと目が合った。
「んふふ、嬉しそうにキスするな〜って思って♪」
『ったり前だろ?可愛い可愛いリンが俺の腕の中に居るんだからな』
グロウの言葉に不覚にも赤くなるリン……美人だとか綺麗などは言われ慣れているのだが、可愛いとは言われないので何だか恥ずかしい。
『ほら、可愛い』
グロウは笑いながら再びキスをすると泡を洗い流した。
バスルームを出た2人は躰を拭くのもそこそこに寝室へ移動し、抱き合ったままベットにダイブ。
グロウはバサリとシーツを広げて2人の裸体を包む。
シーツの中で見つめ合った2人は笑いながら唇を重ねた。
愛情たっぷりの口付けは2人の理性を剥ぎ取る。
「んっ……んぅ……」
リンの甘い声も甘美なメロディ……グロウは口だけでなく額や頬、耳や顎と顔中を舐め回した。
「はぁんっ……なんか……気持ち……い……」
ゆらゆらとまるで穏やかな波に浮いているような心地よさ。
リンはうっとりと目を閉じてグロウの愛撫に身を任せた。
顎から下に移動した口付けは焦らすように胸を舐め回す。
早く弄ってほしい胸の頂点がピンと立ち上がった。
グロウは両手で胸を寄せると、2つの頂点を一気に口に頬張る。
「ひあぁんっ!」
口の中の2つの蕾を舌で転がすとリンは首を左右に振った。