双星の魔女の困惑-12
「……予想外だわ……」
『獣姦の趣味はねえか?』
「無いわよ……でも、洗ったげるわ」
リンはシャワーをグロウに浴びせてシャンプーを付けて泡立てた。
「ダニとか居ないでしょうねぇ」
『居ねぇよ。ちゃんと予防してるしな』
わしわしと洗うリンの手に心地良さを感じてグロウはゴロゴロと喉を鳴らす。
何より、目の前でタプタプ揺れる豊満な胸が堪らなくいい眺めだ。
グロウは獣独特の長い舌を伸ばして、揺れる胸を舐めた。
「きゃあっ」
驚いたリンは飛び退いた反動で尻餅をつく。
「痛ったぁい〜もうっ」
両手を後ろに着いてだらしなく足を広げているポーズは、誘っているようにしか見えない。
グロウはのっそりと動いてリンの足の間に体をねじ込んだ。
「ちょっと……やだっ!獣姦の趣味は無っああっ!!?」
リンの声は途中から喘ぎ声に変わる。
ザラザラの舌に胸を舐められたのだから堪ったものではない。
「んあぁっん」
長く幅の広い舌はリンの胸を味わうように這い回る。
人間では決して出来ない愛撫に、意思を無視してリンの躰は大きく跳ねた。
「はあっんっ!グロウの……ばかぁ……」
グロウは口角を上げて舌を徐々に下げる。
谷間を通ってみぞおち、蜂蜜色の茂みに隠れた蜜壷まで来ると鼻面を突っ込んで臭いを嗅いだ。
「ちょっとぉ!!なんでそうデリカシーが無いのよっ!!」
そんな所の臭いを嗅がれて悦ぶ女など少数だ……リンは少数派じゃない。
『気にするな、癖だ』
「気にするわよっ止めてってばっ!!」
嗅覚鋭い獣に嗅がれるのは予想以上の羞恥……リンは足をバタバタさせてグロウの頭を押し退けようと両手をつく。
『うるせぇなあ』
「っ!!っああぁっ!?」
苛ついたグロウが淫口を舐めあげ、リンは未経験の快感に投げ出された。
「ふあっあぁっダメぇっ!!」
『ほれほれ、溢れてきたぞ?』
グロウの言葉通り、リンの卑猥な口からは次々と液体が流れ出す。
その液体を舌で掬って心ゆくまで味わう……今まで散々躰を重ねてきたが、魔力提供は口移しだし、基本的にアースをイカせる為の行為だったのであまりした事が無かったのだ。
というか、やりたかったのだがリンに『必要無い』と却下されてきた。
グロウはここぞとばかりにリンを攻めまくる。