第3章-9
「ハァ、ハァ…お願いです…もう、終わりにして下さい…」
繋がったまま峰岸さんの肩にぐったりと頭を乗せた格好で、息も絶え絶えにお願いする私…。
「何言ってるんですか?奥さん…自分だけ満足して終わりなんて、虫が良過ぎるってもんじゃないですかねぇ…ふふふ…」
「どうすれば…どうすれば…射精してくれるんですか?」
「ふふふ…どうしても出して欲しいのなら、きちんとお願いするもんですよぉぉ…きちんとねぇぇ…」
「お願いって…これ以上、どうすれば…いいんですか?」
手もダメ…口でもダメ…そして、オマンコでも…。
望んでしているわけではないのに、何故か情けない気持ちでいっぱいになってしまいます。
「言葉できちんとお願いすればいいんですよ…ふふふ…」
そう呟くと、峰岸さんが私の耳元に何事かを囁いてきました。
「……!そ、そんなこと、言えません!」
峰岸さんの言葉に、一瞬に我に返り、峰岸さんを睨みつけてしまいます。峰岸さんが私に囁いた言葉は、悪魔の呪文以外の何ものでもありませんでした…。
「いつまでも、このままでいいんですか?奥さん…私は別にそれでもいいですがねぇぇ…奥さんとたっぷりとセックスするだけですからねぇぇ…ククク…でも、奥さんは、まずいんじゃないですかぁ?そろそろ旦那も心配する頃でしょうねぇ…」
私の焦りを煽る峰岸さんの言葉…。
結局、私は峰岸さんに弄ばれ、欲求を満たす道具にされただけでした。しかし、身に覚えはないとはいえ、酔って峰岸さんに抱きついた写真を撮られ、さらには全身に峰岸さんの精液を浴びせられた写真まで撮られてしまった私には、それに抗う術がありませんでした…。
「中に…射精して…下さい…」
小さな震える声で言う私。
「そんなお願いじゃダメですよ、奥さん…私の言ったことを聞いてなかったのですかぁ?ククク…」
「……」
「どうしました?奥さん…いつまでも、旦那を放っておいていいんですかぁ?ふふふ…」
卑劣極まりない峰岸さんの言葉に、私は、光一さんの妻として越えてはいけない一線を越えるほかありませんでした。
「峰岸さんの…オチンポで…オマンコを突いて…精子を…寛子のオマンコに…いっぱい…出して下さい…お願い…します…」
とうとう、私は悪魔の呪文を口にしてしまいます…。
「旦那がいながら、他の男にそんなことをオネダリして…いけないない奥さんですねぇ…ふふふ…しかし、こんな可愛い奥さんにお願いされたら、聞いて差し上げるしかないですねぇぇ…たっぷりと出して差し上げますよぉぉ…奥さんよ…」
耳元で厭らしく、ねっとりと囁いてきます。
そして…