mikuday.3-4
すると昊も後部座席に乗り込んだ。
普段なら前に乗らなきゃ運転できない。
「ゴメンね………バーなんて嘘なんだ。」
やっぱり……。
昊が葉月の肩に優しく触れた。
「実は俺、葉月ちゃんのことイベントに来てるの見るたびに目で追っていたんだ。ずっと気になってたんだ」
知らなかった。
「好きなんだ。俺、葉月ちゃんと関係が持ちたくて、この告白がOKならこのまま……ミクのままで抱かせてほしい」
真っ直ぐ過ぎる告白に緊張した。
葉月はタイプだからだけではなく、今日1日を通して、昊が気になった。
自分も好きだ。
葉月は恥ずかしそうに頷いた。
「……本当に?」
昊は喜んでくれた。
葉月も嬉しかった。
そして2人は恋人関係になったばかりだが、甘い夜を共に過ごすことになった。