mikuday.3-2
イベントは幕を閉じた。
葉月は昊の言うバーに行くため、ロッカーに置いていた着てきた服を取った。
コスプレマニアが集まるというだけあってそのまま行くらしいし、昊は自宅から着てきたらしい。
「ちょっと離れてるとこに車止めてあるから。少し歩くよ」
葉月は言われるがまま昊についていく。
『駐車場混んでて』とは言っていたが、さすがに離れすぎだ。
葉月は違和感を感じ始めた。
進につれて人気が無くなっていくように感じたからだ。
何か昊の口数も減った。
本当にバーが目的なのか………少し恐怖心を抱き始めた。