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【学園物 官能小説】

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どうしてこんなに...?-2

学校に着いて準備を終えると萌は数学の参考書を読んでいた。

「今日も田口サボり..!?」

皆はたかがサボりのことでギャ-ギャ-騒いでいる。

 下らない...。

ガラッ
教室のドアが勢い良く開いた。
「田口じゃん!どうしたァ!?」

きたのか...。
「悪いかよ。」
「いや、別に....」
男子を押しのけると田口はこっちの方へゆっくり歩いて来た。

な..何..?

「おい」
「何よ」
「ちょっと来い」

ハ?
田口は萌の腕を強く握っている。
「離してよ」

「じゃあ来い」

無理矢理引っ張られ、教室から出た。
「何かあの二人怪しくね!?」

丸聞こえ。


「で、何よ」

「俺と一緒にサボらね?」
「え?」

そんなに唐突に聞かれても...

「だ...
言い掛けた時。
「歌うの好きなんだろ?行こうぜ。カラオケ。」

ドキッとした。

「何で...それを...」

「え、自己紹介の時言わなかった?」

覚えててくれたんだ...。

でもサボるのはちょっと...
「有難う。でもサボるのは..」

田口はクスッと笑った。
「言うと思った。」


田口はそういうとポッケに手を入れ、階段をおりていった。

「......。」


意外に優しいのか...な?


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