ご奉仕がお上手。-6
フェラチオの最中にも思ったが、俺のポイントを突いてくるのがすげー上手い。
『・・・ったく・・・んッ、どこでそんな技覚えた訳?』
つい、くだらない質問をしてしまった。
「・・・ん・・・ど、どこでって、そりゃ・・・―――――ッ、きゃあぁああ!」
言葉のつづきが出てくる前に、腰を掴み無理矢理下から突き上げる。
突然の鋭い刺激に、からだを支えていられなくなった郁が顔を歪めて倒れこむ。
郁はまるで糸の切れたマリオネットのように力なく、わんわんと鳴き叫ぶばかりで、なのに俺の打ち込みで踊っているように見える。
「うわああぁん、あうっ、夏目、っさぁん!私・・・もう・・・ッ」
喘ぎ声と言うよりも悲鳴に近いような叫びが俺の耳元で発せられる。
『っ・・・うん、もう俺も限界・・・』
咬みつくように郁の唇をしゃぶると、そのまま腰の速度を速め、二人とも達した。
せっかく精を吐き出したのに、むしゃくしゃとした気分がおさまらない。
郁は、制服を着ただけでも顔を真っ赤にするくらい恥ずかしがりな女の子だ。
スイッチこそ入れば大胆な行動に走るが、それでも直接的に卑猥な発言などしない。
そんな彼女に、誰がこんな技術を教えこんだんだ。
そんなことをつい考えてしまい、なんだか無性に腹立たしかった。