secret night-W-3
恥ずかしくなってベッドにバフッと横になった。
「あたしもう少しゆっくり寝ていたいから出て行ってくれるかしら」
今の陽斗はただの執事。
そう油断していた。
陽斗が悠莉に近付いて唇にキスをした。
「ちょ………こういうことは夜だけでしょ?」
「そうでしたが耐えられそうにもありません。バレなければ平気です」
陽斗はクスッと笑った。
悠莉も笑った。
最初は執事と夜の相手でしかなかった。けど今は執事の陽斗じゃない陽斗が好き。
「昨日の夜は最後まで楽しめなかったですし、今度の夜は覚悟してくださいよ?お嬢様」
「ええ、頑張るわ」
2人は甘いキスを交わした。
「2人だけの秘密ですよ」
「うん」
end.