大胆なことをしてくれる。-7
予想外にエロさに、目がチカチカする。
疼きを抑えきれずゴムを装着する手が早まる。
もう一度脚を抱き上げようとした時・・・
『―――――え!?』
郁はまだ小さく痙攣こそしているが、呼びかけても頬を軽く叩いても、まったく気づく気配がなかった。
え、これってもしや・・・失神!?
うっわ、まじかよ。ホントにこんなんなるヤツいるんだ・・・
・・・まぁ、でも。
(息はしてるみたいだし、とりあえずは安心か?)
しゃがみこむ時、大きなため息が出てしまった。
大っきなお目めを潤ませて、きゃんきゃん鳴く女の子。
まぁ、その印象はいまも変わらないけど・・・・・・
ソファに染みついた大量の愛液を見て思った。
『チワワなんて可愛いもんじゃねえな。』
(・・・つーか。)
目的を果たすことなく捨てられたコンドーム。
それにも関わらず元気いっぱいのかわいそうな息子を見て、思わずうなだれた。