『I』に贈る唄-1
君は『夢』を僕に語った
『売れなくてもいいからなりたいんだ』
素敵な『ユメ』を僕に語った
『この前、学校見学に行ってきたんだ』
『YUME』を語る君の顔は眩しいくらいの笑顔だった
『これに、なれたら最高だよな』
僕は『お前ならきっとなれるさ』と君に呟いた
君は『嘘』を僕に語った
『工業の大学へ行くんだ』
悲しい『ウソ』を僕に語った
『しょうがないんだ』
『USO』を語る君の顔に『YUME』を語った時の笑顔は無かった…
『親が許してくれないんだ…』
僕は『それでいいのか?』と君に呟いた
僕の言葉はただのお節介なのかもしれない
だけど…
だけどさ…
『それでいいのか?』
『YUME』は自分の物だろう?
親友の『I』へ贈る詩
fin