投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

少女の頃
【ロリ 官能小説】

少女の頃の最初へ 少女の頃 16 少女の頃 18 少女の頃の最後へ

第3章-7

「フ…まあ、許してやろう、とりあえず中へ入ろう…」
シオリは、アキと一緒に部屋に入る。部屋の中にいた、友達はアキがシオリを攻撃したりしないか、不安な目でみていた。
シオリは、部屋に入るなり、方眼用紙を部屋の中央に広げる。用紙はシオリが手書きで描いた村の地図が、マス目一杯に絵描かれていた。
「これは、何…?」
アキと、他の友達は地図に目を向ける、地図には番号と、黒い点が幾つか記されていて、そこに日付けが描かれている。
「これを見てくれる?」
シオリは紙袋から、大量の写真を放り出す。皆は、その写真を見る。どの写真も、女の子を遠くで撮った写真ばかりである。遊んでいる姿。自転車に乗っている姿。特にランドセルで、登下校している姿が多い。
「これ、私だ…。何時の間に撮ったの?」
写真を見ていた子の一人が言う。
「後姿が良かったから、すかさず、シャッターを押したの」
「で…、これが一体何なのよ?」
「これを見て」
シオリは、写真の何枚かを、皆に見せる。そこには女の子の写っている後ろに、黒い大きな車が止まっていた。
「実は、昨年辺りから、村周辺に、黒い大きな車の目撃があってね、偶然私が見つけた写真にも、それが写っていたの、趣味で可愛い子を写している時に、ソレが写っていてね、独自に調べ、あと…被害に合った子からも、情報を聞いて見たの、相手は二人で行動していて、同じ女の子は狙わない。被害に合った子は、無理矢理エッチな行為をされるわ。皆、エッチされている時の姿をカメラに撮られて、親や警察、教師に言ったら、自分の恥ずかしい姿をネットにばらまくと脅されていたの、私の調べだけでも十人以上の子が被害に遭っているわ、地図の日付けは、被害に遭った日時なのよ。全て同一犯である事は間違いないわ」
皆は、黙って写真と地図を見ていた。
「親や警察、教師に言ったら駄目なのに、何でシオリは、知っているの?」
「友達から聞いたとか、同じ被害にあった事がある...と、言えば相手も打ち明けてくれるのよ。それ以上に、私もイロイロと調べて気付いたけどね...ルイをさらった相手は、この手の常習犯みたいよ。ネットで、書き込みしている人達の情報を得て分かったけど、犯人は、隠語を使って、メアド先を教え非公式での、女の子の恥ずかしい画像や動画の売買をしているらしいの...」
「いんご...て、何?」
「隠し文字みたいな物よ...例えば、ソフトバンクを、柔らか銀行とか...ドコモを、アッチコッチとか言うみたいに...。摘発を防ぐ為に、独自にメアドを誤摩化して、法の包囲網を潜り抜けているらしいわ」
「よく、単独で、そこまで調べたわね」
「だって...許せないじゃない。普通自分のお気に入りのオモチャを取られたりしたら、誰だって怒るでしょう」
それは...つまり、ルイの事か...と、アキは気付く、シオリには同情の念は無いのか?と、アキは思った。
「あと…コレを見て。私が昨日隠れて撮った徹底的瞬間の写真よ」
シオリは、その写真を見せる。そこにはルイが車に連れ去られる映像と、車のナンバーが鮮明に写っていた。
「この写真を警察に届ければ、事件解決出来るでしょ?」
「そうよね…て、あんた…見ていたのなら、その時に、警察に言いなさいよ。それに、気絶していた私は、そのまま放置していたのね」
「失礼ね。ちゃんとコレクションに入れて置いたわよ、貴女のもしっかりと…」
「……?どう言う事」
「ほら、これ…意識失っている時にね…」
シオリは、隠し持っていた写真をアキに見せる。そこにはアキが草むらで寝ている時の姿と、衣類をズラして、ワレメや、乳首を露出されている姿の写真。さらには、自分では気付かなかったが、シオリがワレメを弄くり、濡れでた愛液の部分の写真までもがあった。
「私は、こちらに忙しくて、犯人を見失ってしまったのよ。家に帰ってからは、アソコが、もう…激しかったわ」
「ウウウ…まさか、意識が戻るまでに、アンタにココまでされていたの…」
アキは、唯一の目撃者が変態と言う屈辱にガッカリした。しかも自分までもが恥辱を受けていた事実を知る。
「ネエ、その写真何?」
友達が興味深そうに見たがり、手を伸ばす。しかしアキは、「何でも無い、つまらない物よ」と、ビリビリに破り捨てた。
「とりあえずシオリ、事件解決の為に一緒に警察署に行きましょう。貴女の証言が必要になるから…」
そう言ってアキは、シオリの手を引っ張る。内心アキは、ついでにコイツも捕まえてしまえば…などと考えた。
子供達は家を出て、荷物を自転車のカゴに乗せて出掛けようとした時、「何処へ行くんだ?」と、ユウイチに見付かり、呼び止められる。
「あ…、あの、ちょっと警察署まで、行こうと思って…」
アキは、少し戸惑いながら話す。ユウイチは、不思議そうな表情を浮かべて「自転車だと時間掛かるだろう…乗せて行くよ」と、言い車のエンジンを掛ける。
アキ達は、嬉しそうに、互いの顔を見合わせて喜ぶ。子供達を乗せた車は、警察署へと向かい走り出す。
上菊市警察署は村の最南端にあった。昭和時期に建てられた鉄筋製の建物である為、近年…少し古めかしさが目立って来ていた。その上菊市警察署では、昨日から署内は、慌ただしい雰囲気へと包まれている。署内周辺には、多くの報道陣が詰め掛けていて、何台ものカメラが署の入り口を陣とっていた。赤いボディーの四駆の車が、署の近くへと行くと、付近に停められるスペースが無い事に気付く。
「ありゃりゃ…、これじゃあ入れないな…、君達は先に下りて行ってくれ。俺は、その辺に車を停めてくる」
ユウイチは、子供達を車から下ろす。アキと他の子供達は、報道陣の群れの中を潜り抜けて、署内へと入って行く。


少女の頃の最初へ 少女の頃 16 少女の頃 18 少女の頃の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前