契約@-9
「おはようっ」
と、息を切らせた友美がやって来たのだった。
「お、おぉ……」
修一は口どもり、視線を流していた。
「あー疲れたぁ。走って来ちゃった」
「え?」
友美はニッコリ笑って修一の隣へ腰を下ろし、彼を惑わせる。
「へへっ。膝枕かな?」
「っ……」
耳の先まで脈が強くなっていく。
彼は何も言わず、いや、何も言えず、ノックアウトされ友美の太腿へ顔を埋めていた。
彼女を呼び出したのはテクニックを身に付けるためだったのが、この時修一は友美ではなく他の誰かで練習しようと早くも思考を転換させてしまうのだった。
「私、こうやって片桐君を見るの、割と好きかも」
修一の髪を友美が優しく撫でていく。
彼が顔を上に向けると、頬を赤らめる友美がやはりニッコリ笑うのだった。
「なんかさ、最近片桐君皆と仲いいよね? やっぱり……私とだけ仲良くって訳にはいかない……か……」
「そ、そんなことないっ」
思わず修一は跳ね起き、そんな彼に友美は瞳をぱちくりさせる。
彼は友美の肩を掴み、しかしそれ以上のことは何もせず、何も言わなかった。
クラスハーレム……それを目指すどす黒い修一は、そこにあるであろう快感を諦めることが出来ない。
しかし、友美ともっと親しくなりたいと思う修一も存在しているため、葛藤しているのである。
その両方を叶えるためには……方法は一つしかないのだった。
彼は友美の膝枕に頭を置き、軽く目を閉じていた。
理由は顔を覗き込む彼女への気恥ずかしさと、もう一つある。
それは
「あんッ、凄く固いよ? 嬉しい……んふッ……」
「ふはぁぁぁッ……いつでも出してね? んぐぐッ……んッんッ……」
快感だ。
しかもその傍では、四つん這いで弁当箱にがっついている花梨もいるのである。
それが意味するところは……。
「んんッく……ああッ、美味しいぃ……んッ……はぁん!」
花梨は五月蝿く腰を動かしながら、修一の小水が垂れた特上メシを食べているのである。
昨日と違い、今日は舌を伸ばした状態の花梨の口へ尿意を解放した彼。
受けきれなかったものが彼女の昼食に急降下し、それは出来上がったのだ。
突き抜ける青空の下、女の口へ用を足す満足感……それに伴う興奮へ、麻里子と愛理とが嬉しそうに性処理をしているのである。