契約①-4
「さあ、どうしたいんです？」
立ったまま腰を跨いだミルルは見せつけるように花びらを開いた。
「い、挿れたい……」
「ふふっ……」
ミルルの尻尾の先が裏筋を撫で回し、修一は腰をビクビクさせながらただその瞬間を乞うのだった。
「どこに挿れたいんです？」
「ミルルのッ……あッ、マ○コ……」
「良く聞こえません」
ミルルはグッと腰を突き出し、瑞々しい花びらを誇示する。
「ミルルのマ○コ、くッ……ぅッ……」
「どこですか？」
「マ○コッ」
「え？」
「マ○コッッ」
「もう一度言っ「マ○コおおおおッ！」
耐えきれず、大きな声を上げる修一。
ミルルは満足げに目を細め
「マ○コマ○コ言わないでください。恥ずかしくないんですか？ 変態修一さんっ」
と言ってのけると、裏筋で遊ばせていた尻尾を今度は根元の方に移動させしっかり締め付けた。
「頑張って、サルみたいに腰を振ってくださいね……んひぃいッあああああぁんッ！」
「くッ……ッ！ ッ！」
ミルルが腰を沈めただけで修一は急激な射精感に見回れる。
しかしそれは根元の方で強制的に抑え込まれていった。
出そうで出ない位置に止まり、あと一歩を求める本能が修一の腰を振らせてしまう。
「ひぐうんッ！ 修一さんッ、激しいぃぃッ！ いいいんッ！ 悶えるガチガチチ○ポッ！ 私の中で暴れてますううぅッ！ あああああッ！ お姉ちゃんッ！ あうッ！ んんんッ！」
「了解～」
突如呼ばれたクランは瞳の紅蓮を漆黒へ落ち着けた。
途端、大の字で腰だけを激しく上下させていた修一が、獣の如くミルルを押し倒したのだった。
よく解らない呻き声を発しながら、ミルルの頭をがっしり押さえつけ、奥の奥まで突き込む勢いのスイングを何度も繰り返している。
「んぐううううッ！ 腰がッ、ああッ！ 砕けるううぅッ！ ん゛ッ！ ん゛ううッ！」
左右から覆うように手をあてられているにも関わらず、それでは捕らえきれていないピンクの髪の端が騒がしく宙を滑る。
ガンッと骨盤に確かな振動を覚える穿ちはミルルの身体に快感を伝播させ、痙攣を促した。
そして彼女は更なる快感を求め、尻尾の拘束を解いたのだ。
「だあああッ！ イクッ！ 出るッ！ 出るぞ…………くッ！ ッ！ ッ！」
漸く得られた開放感に、修一の腰に力が入った。