契約@-10
しかもこの二人、自慰までしているのだった。
修一を見ただけで発情してしまう彼女たちにとって、彼に性的興奮を与えている今となっては、自分を慰める姿を見られるなど今更なのだろう。
寧ろそれによって修一の興奮度が高まれば儲けものなのかもしれない。
ただ一人、友美だけが不思議な空気を感じながら彼の命令に従って膝枕をしているのだった。
「くあッ……出るッ……」
彼の洩らした声に、左右からアプローチする二人は拍車を掛けた。
そして、麻里子がとどめの首振りを見せると
「んぐッ! ぐふッ、ぅぅぅぅんッ! んくッ……んんッ! んッ……んくッ……」
多量の興奮が誘い出され、彼女は咽せそうになりながらもうっとり表情を崩すのだった。
「んふぅ……んッんんッ……、はぁぁ……ズズ……」
麻里子が放せば次は愛理。
小さな口を大きく開けて限界までくわえ込むと、頬を凹ませる程吸引しながらゆっくり首を引いていく。
修一は閉じていた目をうっすら開くと、ボンキュッボンの麻里子の体とツルーンの愛理の体とを一遍に眺めながら、残滓を吸い出される気持ち良さに軽く腰を震わせた。
「あっ……」
突然声を発した修一に股間の二人は瞳を向けるものの、しかし口は止めない。
「愛理、要らない服とかない?」
「ふぃふぁふぁいふふぅ?」
「うん、ソレを出して喋ってくれるかな?」
チュポンっと音を立てて名残を惜しむ愛理を見ながら修一は苦笑した。
「この前バザーに出したけど?」
という愛理の向かい側では、今度は麻里子がくわえ込んでいった。
「そんな趣味あるの?」
「どんな趣味だよっ」
軽快なツッコミを飛ばした修一は
「うーん……麻里子は? 子供の時に着てた服とかない?」
それに対し麻里子は修一に視線を遣り、首を横に振って否定すると、そのまま縦振りを再開させる。
「そか……友美は?」
「うーん……ないんじゃないかなぁ……」
「花梨は?」
「はわッ! あうッ……あぁぁッ、別邸にッ……ひゃんッ! あッ、あったと……んッ……思いッますわ……はううッ……」
「ホントか?!」
思わず修一は上体を跳ね起こした。
「よしっ! イかせてやるっ。土下座しろ」
「はぁんッ……喜んで……」
花梨は何の躊躇いもなくそれをしてみせたのだった。