未開封?-4
四つんばいでうなだれる山下。全裸な上、ぽっかりと開いた肛門からはどろどろと精液が溢れている。無様な姿に僕は少しだけ同情した。
「こっちの穴は新品だったみたいだ」
「もう……、まだひりひりする。こっちの穴は処女じゃないほうが少数派よ……」
「気持ちよかった?」
「……少しだけ」
消え入るような声で山下は呟いた。そんなもんか、と思い僕は煙草に火をつけた。
「付き合おう」
山下はきょとんとする。
「え――今なんて。まだ前の穴は」
「それは付き合ってから検証する。それでいいだろ?」
「で、でも、そっちは処女か分からないわよ?」
「そっちが中古ならセックスは後ろの穴だけでいい」
「もう、この変態……。ありがと」
完