剣道部の暗雲-2
痛みに耐えかね、お尻の方に手をやりバンドをこっそり直そうとすると竹刀が容赦なくお尻に炸裂する。
バシンッ!
「ひいいィィイっ!!」
愛花と並走する監督係・八千代の監視の目が常に光っているのだ。
100周まで、あと15周。
気が遠くなるような長さを感じつつも、愛花は必死に走り続けた。羞恥とアソコの痛みで涙がボロボロ出てくるが、ここでへこたれるわけにはいかないのだ。
ここで逆らえば、玲はきっと美貴やつかさに何か体罰を加えるに違いない。
トラックの向こうから、竹刀の音と嗚咽まじりの悲鳴が聞こえくる。
「駄目よ美貴、あの子の恥ずかしい姿をもっとよく見てあげなさい…。貴女のためにがんばっているのよ?」
グラウンド脇のベンチに座り、ずっとうつむいているままの美貴。
その耳元で、玲がささやいた。
そして美貴の頭に両側から手を当て、無理やり前を向かせるのだった。
あと1周で終わり。もう少しだ!
涙で歪む視界の向こうにようやくゴールが見えてきた。
しかし、愛花のよろける足元にも容赦なく八千代の竹刀が飛んだ。
バシッ!
「もっとしゃんとしなさい!」
「きゃあああああああッ!!」
愛花はよろけて前に転がった。
「うっ、うっ…」
膝が痛い。すりむいて血が出たようだ。
ガニ股気味に広げられた両脚の間から、顔と同じように真っ赤になったお尻とアソコがのぞいている。
すかさず八千代は愛花の稽古着の裾を竹刀の先でめくり上げ、お尻を完全に露出させてしまうとアソコに竹刀を当ててぐりぐりと押しつけた。
「痛あああぁぁぁいいいいっっっ!!!」
「ほらほら、いつまでも寝てるんじゃないわよっ! とっとと走れ!」
ようやく立ち上がった愛花が泣きながらゴールを踏んだ。
ピーッ!
「よーしランニング終了! 次はストレッチよ!」
ホイッスルを吹いて八千代が号令をかけた。
「ほら、今度はあなたも一緒にやるのよ。もっと近くに行ってよく見なさい。あの子のアソコがどんなになってるか…」
主将の命令はあくまでも絶対だ。
玲に付き添われ、美貴はゆっくりと座り込んでいる愛花に近づいていった。
2.
今度は美貴と愛花で組体操をやらされることになった。
両手をつないで身体を引き合ったり、腕を組み合わせたままでお互いの身体を背負ったり。
小柄な愛花と大柄な美貴では体格差がありすぎるため、美貴の身体を背負いきれずフラフラとよろけてしまう。逆の場合は両腕だけで軽く吊り上げられて美貴の背に乗せられ、アソコを丸出しにされてしまう。
どちらにせよ愛花には拷問状態だった。
「はい! 次は股割り!」
八千代の号令で両脚を限界まで開かされた愛花の背中を美貴が押す。
しかし遠慮しておずおずと押しているのを見て、遂に玲の怒号が飛んだ。
「何をもたもたやってるの! それじゃ罰にならないでしょ!!」
(ごめんなさい…笠倉さん、許して!)
美貴が仕方なしに腰を入れて愛花の背中をぐいっと押し倒す。
「ぎゃああああああああっっっ!!!!」
脱腸帯がぎちぎちに食い込んだアソコを丸出しにしながら、激しい痛みと羞恥に悲鳴が上がる。
愛花は悶絶し、無様なガニ股のままひっくり返ってしまった。
「船橋さんもそろそろ疲れてきたでしょう? 今度はマッサージです。笠倉さんに電気アンマしてあげなさい!」
玲が平然と言い放つと、美貴は一瞬沈黙した。愛しい少女を自らいじめなければならない拷問役にも、我慢の限界が来ていた。
「嫌ですっ…!! 私…できません…もう許して…」
美貴がへたへたと座り込んで思わず叫んだ。その眼には涙が浮かんでいる。
パンッ!
つかつかと歩み寄った玲のビンタが美貴の両頬に容赦なく鳴った!
「それでも副主将なの? しっかりしなさい!」
「で、…でも…っ!」
美貴は必死に反論しようとした。涙声がかすれている。
「この子はあなたの恥ずかしい姿を覗き見したのよ?! 新入部員の腐った性根を叩き直すいい機会じゃないの!」
よろよろ立ち上がった美貴はのろのろと電気アンマの体勢を整えた。
愛花の両脚をつかんで持ち上げ、愛らしい性器に素足を乗せる。ねちゃねちゃとした愛液の感触がたまらない。
「いい? 思いっきりやるのよ? それではスタート!」
愛花のアソコは感じやすく、憧れの美貴の足が動き始めた時点ですぐにイッてしまった。
「ううぅぅぅぅぅっ!」
愛花が身体をばたばたさせ、びくびくと痙攣する。
「あっはっは! はしたない女ね! 美貴、もっと続けなさい」
「ひいいいいいぃぃぃぃ〜っっ!!!」
愛花の絶叫がグラウンドに響き渡る。
既に周囲の人間も言葉を失い、みな聞こえないふりをしていた。
脱腸帯でさんざんいじめられ続けたアソコを土足で踏みにじられ、さらに人力バイブレーションを加えられるのだ。たまったものではない。
「あっ! あっ!! あっ!!! あっ!!!!」
「ほらほら、もっと激しくしてやりなさい!」
美貴はぼろぼろ泣きながら足を震わせ続けた。
「…むぐぐうううううう―――っっっっ!!!」
激しい電マ攻撃に愛花は身体を硬直させたまま、遂に白目を剥いて失神した。
ぷしゃ〜っ!!
突然、汚い噴水が垂直に吹き上がり、美貴は思わず足を離してしまう。
大きな染みがどんどん広がってゆく。
「船橋さん、これで気が済んだでしょう? 恥ずかしいアソコをたっぷりと見てあげて」
玲は気を失っている愛花の両脚をつかんで持ち上げると、マングリ返しに固めた。