弓野七恵を暴く-4
朝の事務所。出勤したての事務所は洗濯したいい匂いが漂う。翔子と玲華は香水のいい匂い、七恵は大人の匂いがする。すがすがしい朝だ。
しかし健太郎は女がいい匂いをさせればさせる程、その女の下半身の猥褻な匂いを想像してしまう。食った女ならなおさらだ。リアルに匂いを知っているからだ。それだけで朝から元気になってしまう。
2日間、七恵とは逢わなかった。それは精子を少しでも貯める為だった。貯まった精子を中に出すつもりか、顔か、口に出すつもりなのかは健太郎にしか分からない。
トイレに行った七恵。出てくるのを待ち構えていた健太郎は七恵を給湯室に連れ込む。
「洗濯の匂いと香水の匂いがたまんないね?七恵。」
「そ、そうかな?」
「でも…」
健太郎は七恵のスカートの中に手を忍ばせ、パンティの隙間から性器を触り、その指を鼻に寄せ匂いを嗅ぐ。
「俺はこっちの匂いの方が好きだけどね?へへへ」
「やぁん、もう…」
やはりスーツを着ている時よりも、事務服を着ている時のほうが目つきが危険だ。
健太郎は七恵の肩を抱き、耳元で囁く。
「今日、残業して俺の帰りを待てよ。みんなには今日は帰るよう言っておく。いいね?」
「うん…。」
「2日してないから、溜まってんよ、俺。」
七恵の脚をいやらしく撫でる。
「あん…」
「じゃあ夜、ね?」
「う、うん…」
健太郎はそのまま出かけて行った。
それから仕事に戻る七恵。今日の健太郎はいつもにも増して危険な香りがする。
(今日何をされるんだろう…)
怖いような、何かを期待してしまうような、そんな気持ちだ。
時間になると、早々とみんなが帰って行った。健太郎以外の全員が帰った。山下達におつかれ、と挨拶されると恥ずかしくなった。
『今からあのデカチンに犯されるんだろ?』と目で言われているような気がしたからだ。事務所に1人になり、何する訳でもなく、七恵は健太郎の帰りを待っていた。