第1章-7
私達は受付で鍵を受け取り、選んだ部屋に向かいエレベーターに乗った。
私は恭子の顔を見ていった。
「こういうところは始めて、ですか?」
「はい、普通のホテルならありますが・・」
この時点では、私は紳士的である。
まだ恭子と奴隷契約を結んでいないからであり、
それが礼儀というものだ。
もし、それが成立すれば、このホテルから出るときには
私は違った言葉遣いになるだろう。
そんな会話をしていると、私達のいく階で止まり、二人はそこで降りた。
やがて、指定の部屋の鍵を掛け、部屋の中に入った。
SMホテルは、普通のホテルと違い、その為の道具や器具が妖しげに置いてある。
私と恭子は部屋にはいると、彼女に言った。
「この部屋に入ったときから私は、S男性として接するからいいですね、恭子さん」
「はい、分かりました」
「では、恭子、今からお前をM奴隷として調教する、良いな」
「はいっ、宜しくお願い致します」
恭子は恥ずかしそうに目を伏せ、恭順の態度を見せた。
「私をご主人様と呼べ」
「あぁ、はい、ご主人様」
「では、服を脱いでパンツだけになれ、良いな、恭子、早くしろ」
「あ、はい・・ご主人様」
恭子は、いきなり私が豹変したので驚いたのだろう。
その美しい顔が、恐怖で引きつるのを見るのも中々良いものだ。
洒落た服のボタンを外し、ブラウスを脱ぎ、
スカートを取れば下着だけになる。
恭子は、素晴らしく
プロポーションの良い白い肉体を私の前にさらけ出していた。
「パンツだけと言っただろう」
「あ、はい、ご主人様」
恭子は慌ててブラジャーのフックをもどかしく外していた。
いくら心の準備をしていても、
始めてあった男の前では恥ずかしいのだろう。
外したブラジャーをソファーの上に置くとたわわな乳房が踊り出す。
それは大きい上に形が良く、吸い付きたくなるような柔らかさである。