双星の魔導師と巫女-12
「……忘れてたのかい?」
こんなに自分が気にしていたと言うのに。
「……あまり、気にならないので……」
体を共有している……だから何?中々個性的よね……みたいな感じ、と話すミヤにベルリアは思わず吹き出した。
「笑わないで下さい」
一世一代の告白がギャグで締め括られて、なんだか情けない。
拗ねるミヤの頬にベルリアは笑いながら唇を落とした。
「私もミヤが大好きだよ……だけど、リンと分離するまで待っててくれ……必ず、君を追いかけてファンに行くから……」
その言葉にミヤは慌てて首を横に振る。
「ダメですわ!ゼビアに貴方は必要ですもの」
「ゼビアは魔法大国だよ?いくらでも私の変わりは居るよ」
引かないベルリアにミヤは嬉しくなって抱きついた。
「わたくし……我が儘で宜しいですか?」
「うん……誇りを持ってる……そんな君が好きだよ」
「でも、わたくしリン様がご一緒でも構いませんわよ?」
「ダ〜メ、それじゃ君を独り占めできないじゃないか……大好きな君までリンと共有したくはないよ」
「我が儘ですわ」
「君の我が儘に付き合うんだから、私の我が儘にも付き合ってくれよ」
2人は笑い合うとそっと唇を重ねる。
何度も角度を変えて唇の感触を楽しみ、隙をみて舌を差し込むとミヤはそれに吸い付いた。
「んふ……」
嬉しそうに舌を吸うミヤをそのまま抱き上げたベルリアはソファーにミヤを押し倒す。
やり返すように舌を吸ったベルリアは、チュパッと音を立てて唇を離した。
「ねえ……処女なんて事は……」
「ないですわ。わたくしをいくつだと思ってらっしゃるの?」
39歳……見た目は16歳なので気になったのだ。
「なら、安心……沢山鳴かせてあげるよ」
我慢していた分、じっくり丁寧に……かつ激しくね、とベルリアはミヤの服を脱がしていく。
「は……お手柔らかに……お願いしますわ」
ベルリアに身を任せるミヤは恥ずかしそうに躰をくねらせた。
服を脱がせながらくねる躰にキスを降らせる。
若々しくすべらかな肌に赤い華が咲いていった。
「あっ……」
小ぶりの胸を優しく揉むとミヤの口から声が漏れる。
徐々に立ち上がる可愛らしい乳首を口に含むと、ミヤの躰がピクリと反応した。