第二章―1-6
翌朝・・。
「ふあ・・眠い・・」
時刻は・・多分、8時前のはず。
出発する為、集合は8時になっていたから。
背中に滅多に貼らないシップを貼るという違和感を感じながら、支度を済ませ、集合場所となっているホールへ向かっている最中。とてつもなく眠そうにしている瑞稀に姿こそは見せないがネクロティアが声をかける。
《瑞稀・・。そんなにのんびりしていて良いんですか?》
「ん〜・・大丈夫じゃないかな・・」
まあ、よく解らないから曖昧な返事しか出来ませんが。
《ですが・・時間が・・》
「問題ないよ、多分」
ホールの扉を開けた時。いきなり、引っ張られた。