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悟りのセックス
【鬼畜 官能小説】

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第3章-1


厳かなる寺の一室で真梨子という美しい女は、
その部屋の中で、マットの上に敷かれた布団の上に寝ていた。


この寺の住職と、その弟子で芳念という青年の前で裸身をさらけ出していた。
年齢的には、今が旬だという素晴らしい肉体は濡れ始めている。

それというのも、男性不信という幼い頃のトラウマの為に
どうしても男性を受けいることが出来なかった。

それを打ち破り、女として生きてみたい・・・
もし、自分に女として快楽というものを感じるものがあるのならば
それを感じてみたい。


このまま愛も性も知らないで、自分の一生を終わらせたくない
そう思い始めたら、この寺の門を叩いていたのである。

そして、その儀式は始まっていた。
彼女は布団の上で眼を瞑り、胸の前で手を合わせて寝ていた。
その身体の上を二人の男の手が這っている。


始めに全身をマッサージするように、真梨子の身体はほぐれていく。
丁寧に指先を撫で、手の平をさすり、腕を優しく揉み、それが足へと。

ふくらはぎを揉まれ、それが太股まで移動してきたとき
真梨子は身体のどこかで何かを感じていた。
まるで身体が浮き上がるように感じていた。

住職と弟子の芳念は、先ず始めに真梨子に全身マッサージを施していた。
声も掛けずに、だだ吐く息の声だけが真梨子は聞こえた。
それは厳粛な儀式のようであり
いつかみた見た映画のシーンが思い出していた。


それは
美しい美少女が、いけにえの為に裸にされ、祭壇に供えられていた。
その少女の前に荒々しい人の形をした毛だらけの野獣が現れ、
犯されていくシーンだった。

昔、その映画を観た真梨子は、恐ろしくなり泣き出してしまった。
その夜、夢の中で、その野獣は真梨子を裸にして犯そうとしていた。
思わず大きな声を出して眼が覚め、泣いた記憶がある。

その思いが過ぎっていたが、今は怖くなかった。
それは真梨子の身体が、快楽の階段を登っているからである。


真梨子はずっと眼の前で手を合わせ、瞼を閉じていた。
性的な儀式を受けてはいたが、心の中では厳粛な気持ちだった。


それなのに、真梨子は濡れ始めていた。
次第に身体が火照り、燃え始めているのを。



こんな気持ちは初めてであり、不思議だった。
オナニーでも感じたことのない、この快楽と安らぎを心から感じていた。




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