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俺のち彼女
【学園物 官能小説】

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時々、幽霊?-5

「今村くんだって……」

「ぐ……」

 怖い外見のくせに人が集まるのは、怒鳴りながらもちゃんと答えているからだ。
 だから、怒鳴られるだけなら、と人々は相談に来る。

「……見てみぬふりは出来ないたちなんだよ」

「私だって同じだよ」

 2人は黙りこんでしまった。
 暫くして今村が口を開く。

「手伝おうか?」

「へ?」

「見てみぬふりは出来ないたちなんだって言ったろ?1人じゃイケないみたいだし?安心しろヤろうって言ってるんじゃない……指と舌でイカせてやるよ」

 ニヤリと笑った今村に加藤は真っ赤になりながら小さく頷いた。

「お……お願い……します」

 加藤をソファーに座らせた今村はその前に膝立ちになり、加藤のシャツのボタンを外していく。

「色……白いんだな」

 今村は加藤の首筋から鎖骨に指を滑らせた。

「っ……くすぐったい」

「へぇ……」

 加藤の感想に今村は悪戯っぽい笑みを浮かべる。
 くすぐったい所は性感帯だ……今村は首筋に顔を寄せて唇を押し付けた。

「ひぁっ」

「まだ何もしてないんだけど?」

「やっちょっ喋んないでっ」

 首筋に触れる髪や息も敏感にキャッチする加藤に今村は益々笑う。
 シャツのボタンを全て外し、ウエスト辺りに手を差し入れると加藤の躰が跳ねた。

「ぁっ……ふぅ」

 溜め息のような吐息が加藤の唇から漏れる。

(あ……ヤバい……可愛いかも)

 ひとつひとつの愛撫に謙虚に反応する躰……うっすらと閉じた瞳……眼鏡と標準の制服に隠された躰はとても魅力的だ。
 本格的に鳴かせたくなってきた今村は触れていた首筋に舌を這わせ始める。

「あっ……あぁっ今村くん……」

(ぐぁっ!ヤメろっ!自制心自制心……)

 ヤらないと言ってしまったからにはヤらないが……あまり煽るのは止めて欲しい。
 加藤に自覚が無いのが更に始末が悪い。
 今村は背中まで手を這わせてブラジャーのホックを外した。

「きゃっ」

 胸の開放感に思わず加藤は身を縮める。
 それに構わず背中を撫で、舌で舐めていた首筋を集中的に攻撃した。


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