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茉莉花[jasmine]
【熟女/人妻 官能小説】

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茉莉花[jasmine]-4

とりあえずお昼近くだったし、私たちはどこにでもある街のファミレスで食事する事にした。

しーくんが私と信じ込んだ女の子を一度見てみたかった気がしたのだ。

彼女は丸顔で笑顔の素敵な人だった。
現実の私とは似ても似つかない明るい女の子だった。

「茉莉花さんの事、ブログに書いちゃっていい?」

「とんでもないおばさんだったなんて書くの?」

「まさか…素敵な人だったって自慢してやりたいんだ。」

「ヤダなぁ…」

「どうして?茉莉花さんのファンって多いんだよ。」

「そう?じゃあ好きに書いていいわ。
でもね…私、今夜ブログを閉鎖しちゃおうと思うの。
だから、しーくんの日記もう読めないわよ。」

「なぜ?」

「だって…」

私は本当の事が言えなかった。

「私を若い女の子だと信じ込んでいて、とってもしつこい人もいるし…
なんだか疲れちゃったのよ。」

しーくんは本当に残念そうな顔をしてくれた。
ネットを去ってしまった人って、私みたいな人も少なくはないかも知れない。

「だから、最後にしーくんにだけは会ってごめんなさいが言いたかったの。」

私は笑ってみせる。
目元に小皺が目立たないかそれだけが気になった。

「さみしいな…もう会えないの?ネットの中でも?」

「楽しかった。しーくんのおかげで今日まで楽しく過ごせたわ。」

「茉莉花さんは茉莉花さんだよ。」

私は決してセックスする相手を探していたわけではない。
ただ思い通りの自分を探したかっただけだった…
だけど、正直いって何度かはセックスが目的の人と会ってみたいとは思った事もあった。

「しーくん、もしよかったら…
こんな茉莉花でもよかったら二人だけの思い出を作らない?」

レストランを出たら、そのままタクシーでホテルに向かった。
あまりに不釣り合いな気がして別の意味で恥ずかしかったけど、私は茉莉花でいた自分をこんな形で締めくくりたいと思ったのだ。

体の線はやはり緩んでる。
だけどたぶん、四十前には見えないつもりでいる。

しーくん、思ったより若かったけど三十代盛りの女なら抱いてみようと思ってくれるだろう。

ベッドの中で絡み合えば、それはもう夢の世界だった。
何もかも忘れてしまえる私がそこにいた。

乳房をふくまれると体が勝手に反応してヒクヒクと震える。
股間にあてがわれた手の動きがそれと同時に花芯の奥まで揺らし続ける。

セックスがこんなに素敵に思えたのも久しぶりだった。

「イヤ…だめっ…感じちゃう…感じちゃうわ…」

「ここ、気持ちいい?」

「気持ちいい…イきそう…」

その中心を舌が這い回る。
柔らかくて、そして甘くてせつない…

こんな若い子にひたひたにされて、私はただ悦んでいるしか術がなかったのだ。

「あまり上手じゃないけど、しーくんのもしてあげる。」

熱いペニスを咥え込んで、その形を口の中で確かめた。
舌の上に包み込んで括れた先端部分を撫で、割れた部分にそって舌を這わせてみせた。

ペニスがおいしい…

「あっ…ダメっ…」

びくんと震えると口の中に熱い粘液が噴き上げた。
果実を噛みつぶしたように甘い果実が口膣いっぱいに広がって流れ込む。

そんなしーくんも可愛いかった。
それを吸い尽くすようにごくりと飲み干した。


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