レイプの過去を消す。-11
京香は快感に耐えながら口を開く。
「は、犯人は…小俣さん…。あの時私を…レイプしたのは…小俣さん…。」
顔を歪ませながらも小俣を睨む。
「え?俺??」
京香を見つめる。
(えっ?違うの?い、いや、絶対この人。間違いない。)
睨み続けると、小俣がニヤリと笑った。
「良く分かったね。そう、京香ちゃんをあの時ここでレイプしたのは俺さ。」
とうとう見つけた。
「な、なんであんな事したんですか!」
「京香ちゃんが欲しかったからだよ。奪いたかったんだよ。もう我慢できなくて、そんでレイプしちゃったんだよ。」
「ふざけないで下さい…!」
「マジだよ。」
そこへ健太郎が近づき京香の耳に囁く。
「清水は体で小俣を覚えてたんだろ?それだけ忘れられない感触だったって事だ。ある意味忘れられない男だったって訳だろ?」
「犯人が憎かったから覚えてただけです…きっと。」
「なぁ清水、お前小俣の女になれよ。」
「な、何でですかっ!?私をレイプした男と何で付き合わなくちゃならないんですか!?」
健太郎の言ってる意味が全く分からない。
「レイプしたい程、お前を好きなんだぜ?一生大切にしてくれるよ。な?それに…」
「それに?」
「お前のレイプされた過去を消してくれるのは小俣しかいないんだぞ?」
「な、何ですかそれ…?」
ますます意味が分からなくなってきた。