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凶眼
【制服 官能小説】

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〜第2章〜 木曜日 ミリア-6

 次第に鼻息荒く、興奮が抑えられなくなるのを感じたが、僕は自制した。
 夜はまだ長い。じっくり楽しまねば‥
 ゆっくり彼女から顔を離すと、唾液が長い糸を引く。相変わらず彼女の顔に感情の揺らぎは見られないが、興奮の為、頬がほのかに染まっている。
 このお姫様をどう蹂躙してくれようか。襲いかかりたくなる衝動を抑え、僕は思案した。
 抱くのは容易い。服を脱げと命じれば従うだろうし、脚を開けと言っても同様だ。だが、レアンの時のように感情に負けて犯すのではなく、辱めて身も心も支配するのだ。
 ‥‥‥!?
 ‥いったい僕はどうしてしまったのだろう?頭の中の冷静な部分、いや理性と言われる部分だろうか、それが僕の心に語りかける。
 今まで僕は、こんなこと考えたことすらなかったはずだ。アニメで可愛い女の子を見てれば、それだけでも十分だった。もちろん、こんな常軌を逸した力を手にして、興奮するのは仕方ない。だが、こんなことを続けていたら、僕と言うものが快楽の中に埋没して消えてしまいそうだ。
 この力は悪魔の力、代償なしでは使えないのだろうか。まるで凶眼が僕の心を蝕み、別人へ変えてしまうようにも思える。
 だが、目の前の魅力的な肢体を見てると、そんな理性も吹き飛んでしまいそうだ。
僕は力を手にする前の自分を思い出そうとした。プリティエンジェルの女の子達を見て、 可愛いと思っていたあの頃‥、つい数日前のことなのに、遠い昔のことに思える。
 そして思い当たる。
 ‥あぁ、そうだ。この子はプリティエンジェルのルシールちゃんに似てるんだ。
 肩口で揃えた金髪、元気で溌剌とした明るい女の子。着ているのは、黒いヒラヒラしたドレスではないが、むき出しの太ももや二の腕は彼女を連想させる。
 僕は彼女をどうしたかった?可愛いキャラとして愛でてれば良かったのか?
 ‥いや、違う、僕は‥
 白昼夢に襲われたような自問自答から我に帰る。僕は何を考えていた?
 目の前に好みの可愛い女の子が、何をしても許される状態で待っているんだぞ。楽しめ。
 心の奥に、引っ掛かるトゲを残したまま、僕は趣向を思い立つ。
 彼女の後ろに回り、シャツを引き上げ、背中を剥き出しにする。柔らかそうな肌を堪能するのはまだ早い。背中にブラジャーのホックを見つけると、それを外し、ブラジャーだけを抜き取る。これで、彼女はノーブラだ。
 再び前に戻ると、今度は膝立ちで、彼女の股間に顔を近づける。チアリーダーのスカートの中を覗いてみたいとは、男なら誰でも思うのではないだろうか。
 臭い立つような肉の誘惑に、生唾を飲み込み、レアンの太ももを撫でさすった時の、生々しい感覚がよみがえる。だが、むしゃぶりつきたくなる感情を我慢で抑え込み、白いソックスを脱がせ、スカートの中へ手を入れる。


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