野生の悪魔が現れたっB-4
それは淫らな染みではなく、日々積み重なった本当にただの汚れ。
修一の目から見ても、優子は命令を実行しながら確かに頬を上気させ、気分を高めていた。
しかしそれはショーツを滲ませる程の興奮ではなかったということだ。
実際、生温かいショーツに濡れている部分は見当たらない。
彼は改めて、一瞬でずぶ濡れになるような命令はないかと考え始める。
だが、それに神経を集中させ過ぎて、優子の生乳を拝むことを忘れていた。
気付けば、ショーツと同じ色合いのブラジャーが差し出されていたのである。
「これでッ、いいんでしょ……」
「あ? あぁ……」
彼は受け取るしかなく、激しい後悔の念に苛まれた。
しかし顔を上げてみれば、そこにはノーブラノーパンでスーツを着ている女教師がいるのである。
そう思うと、修一は徐に手を伸ばしていたのだった。
「ちょッ……止めなッさいっ……」
「俺のやることに抵抗するな」
「………………」
「解ったら『はい』だ。俺と二人きりの時は敬語を使って、俺の事を『修一様』と呼べ」
「……はい」
しっかり聞いた修一は再び優子の胸へ手を遣る。
そして今度は確かに鷲掴み、スーツの上からノーブラであることを確認しながら力強く揉んだ。
「俺は誰だ?」
「はううッ、修一様ッ……です……あッ! あんッ!」
突然の激しい刺激に優子の全身が大きく跳ねる。
しかし、彼からの行為に対する拒否権を奪われた今となっては従順に受け止めなければならない。
それをいいことに、彼は両手で何度もノーブラの感触を楽しみ、股間に血流を集めた。
そして、腫れ上がる男根を以て敦子の存在を思い出したのである。
「行っていいぞ」
一度に二人の女教師が突然自習を宣言したら怪しまれるかもしれない。
そう考え、修一は興奮をグッと押さえ込む。
逆に優子は少しふらつきながらも個室の鍵を開け、夫以外の男に多少なりとも快感を覚えてしまった事実から逃げるようにトイレから出て行った。
「……寝取りもアリだな」
面白そうなシチュエーションに胸を高鳴らせるも、優子の好意までは要らない彼。
身体が自分を求めるようにするにはどうしたらいいのだろう……やはり思考はそこへ行き着き、それを考えながら屋上へと向かう。
授業開始から十分程経っており、彼が着いた時には既に敦子はそこに居た。