野生の悪魔が現れたっA-8
しかし、二重目蓋のぱっちりおめめで彼を見つめる友美に太腿にはない高鳴りを覚える。
「まさか……好きとか?」
「うーん……そのちょっと手前かな? 気になってるって感じ」
人間そう言われると、大抵は悪い気がしないか、極端に距離を置きたくなるかに分かれるものだ。
修一の場合は前者である。
最高の太腿の持ち主が、突然それ以上の魅力を持ち始めたのだ。
大きな瞳もさることながら、ツインテールを揺らす仕草、柔らかい笑み……どれもこれも可愛く思えてくる。
「友美っ……」
修一は思わず上体を起こし、改まったように向き直る。
不思議そうに目をぱちくりさせている友美に、思わず
「お前、可愛いな……」
と呟いていた。
「えっ……何、それ……恥ずかしいょ……」
頬を朱くしながら語尾をフェードアウトさせてしまう友美。
彼は迫り来る衝動に任せ、彼女を抱き締めていた。
修一が帰宅すると、赤い髪の悪魔は怠そうに上体を起こす。
「なんや、メス連れて来んかったんか?」
言いながら、欠伸を一つ吐き出した。
「いや、つか、お前には関係ねーだろ……」
「修一がメス連れて来んかったらミルルが仕事できひんやんけ」
「え? 何で?」
思わぬ返しに疑問を浮かべながらベッドへ横になる修一。
「まぁまぁ……」
と仲裁に入ったミルルは、修一の顔を覗き込んだ。
「修一さん、中出ししてますか?」
「はぁ!?」
思わず修一は飛び起きる。
「学校で相当ぶっ放しましたよね? ザーメン……」
「いや……あの……」
淫魔にはお見通しらしい。
今朝の精液量と帰宅時の精液量とでは、明らかに開きがある。
「ふぅん……やっぱり高校生では中出しは難しいようですね……」
「うせやんっ。あげ損やんっ」
ミルルとクランは良く解らないやり取りを聞かせた後、顔を見合わせて
「ふふっ……」
「ニヒヒッ……」
笑った。
「では、修一さんには魔力回復に一肌脱いでいただきましょうか……」
ミルルはそろりとベッドへ上がり、修一の耳元で囁く。
「好きなだけザーメンぶっ放していいんですよ……?」
「み、ミルル!?」
見た目小○生の淫魔に迫られ修一はたまらずベッドの上で後退る。