野生の悪魔が現れたっ②-5
「あぁッ……駄目だッ。愛理、飲めッ！」
「え!? ちょっ、ふごッん゛ん゛ッ……」
問答無用に頭を押さえつけられた愛理はその小さな口に先端をねじ込まれた。
シャフトには麻里子のしなやかな指が絡み付いて未だに往復を繰り返している。
「イクッ……出すぞッ……くッ、ああぁぁぁ……」
「んーーッ！ ゴボッ、ゴキュ……んくぅッ！ ングッ、ンクッ…………んふッ……」
快感伴う開放感に軽く天を仰ぎ、至福の息と共に精を吐き出す修一。
足元の愛理は喉奥を的にされ、迸りを一直線に受けながら命令である飲精にひたすら勤しむ。
口内で跳ね回る亀頭に苦悶の表情を浮かべながら、長い長い射精にゴクンゴクンと喉を鳴らし続けた。
「はああぁ……全部だ。全部飲め……」
上目に修一を見上げた愛理はしっかり唇を閉じて首を振り、麻里子の手と一緒に残り滓を搾り上げる。
そして喉を動かすと同時に鼻から吐息を抜くと
「んッはあぁッ……ハァッ……」
次は口で落ち着かない呼吸を繰り返した。
「サイコー……」
修一はその感想を自然に吐いてしまい、続いて、少し後悔した。
二人で舐めてもらえる機会を前に、その想像による興奮と僅かな刺激とで射精に至ってしまったのだ。
だがよく考えてみれば、あれだけ出してしまった今は二人同時の口舌奉仕を存分に愉しめる状態……。
修一は、未だ立ったままどうしようか迷うように手を動かし続けている麻里子の頭を押さえつけ、愛理の横に並べる。
「……ッ、ん……ふはぁッ、んふッ……」
麻里子は上目遣いに修一を見ながら「続けろって事？」と問いかけるようにシャフトを舐め始めた。
それだけで、修一の背筋に心地良い震えが駆け抜ける。
今朝体感したばかりのこの感触……イチモツにまるで生きているかのように這い回る舌の感触。
そして、合間に麻里子が洩らす艶めかしい吐息。
愚息相手に懸命に顔を動かし、射精させるためだけに必死になる女の姿。
それらが早くも勃起を促す。
修一は思い出したかのように、慌てて愛理の頭に手を置いた。
「うはッ……すげぇな、これ……」
追加された舌が蠢き、彼は情けない声を上げながら目を閉じる。
脈を打った肉塊を追うように、二人の舌はぴったりと添えられた。