野生の悪魔が現れたっ@-10
「あんッ! 凄いぃッ! 奥ッ、押し上げッ、てくるッ、うううんッ!」
一突き一突きがしっかりと子宮に響き、友美は悩ましげに眉を歪める。
それもそのはず……ゆっくりだったのは初めの一往復だけ。
その一往復がたまらなく気持ち良かったらしく、修一は夢中で腰を打ち付けているのだ。
「ああ……すげぇッ……」
挿入口がキュウっと縮まり、腰を引く動きでシャフトが通過すると根元からカリ首まで得も言われぬ快感が駆け抜けていく。
そして突き込む時には亀頭の斜面を柔肉が擦り上げ、奥に到達するとシャフト全部が蠢く膣肉に撫で回された。
「すげえよ……マ○コ気持ち良過ぎッ……」
「ひうッ! ひううッ! んああああッ! 片桐君ッ! 凄く気持ち良イイよおぉッ!」
快感を貪る修一の腰つきに、友美は白い喉を反らして悶えた。
骨の随まで響くような力強い突き上げに愛液を溢れさせ、それが滑らかなピストン運動を更に早めていく。
突然波を打つように動き出した肉襞に修一は絶頂感を覚え、腰振りに拍車を掛けた。
「くッ……友美、俺……イきそ……」
「イクッ! もうイっちゃう! あああああッ! イクううう! ッーーーーー!」
思い切り上体を仰け反らせる友美は声にならない声を上げ大きなバウンドを繰り返した。
結合部をぴったりとくっつけた状態で修一の腰が震え、中では剛直が跳ねている。
吹き上がった飛沫を子宮口に打ち付けられ、友美はガクガク痙攣を起こしていた。
「これが、ハァ、オーガズムってやつ? ハァ……」
彼の質問に友美が答えることはなかった。
「派手にぶちまけよったなぁ」
「のあああっ!」
友美の横で身を沈めていた修一は、突然の声に跳ね起きた。
「いきなり出てくんなよっ」
と微笑しているクランに非難めいた言葉を投げる。
そこで初めて彼女の足元にミルルが横たわっている事を知った。
横たわると言うよりも転がっていると表現した方が適当かもしれない。
仰向けのミルルは身に何も付けておらず、豊乳の先の淡いピンクもつるつるの恥丘も丸出しの状態でいながら、ぴくりとも動かない。
虚ろな若草色の瞳に何かを文字通りに写しているだけだった。
「ああ、これか?」
修一の視線に気付いたクランは足元のミルルをつつくように足蹴にしながら
「ほっといたら戻るやろ」
と不気味な笑みを浮かべる。