17才の花嫁(第5章)-5
ネグリジェのボタンは全てはずされた。恥ずかしい。
祐太は、乳首に吸いつきながら、下半身に手を伸ばしてきた。智花のからだは自然に硬くなる。
「智花ちゃん、足の力を抜いて」
微かに足をひらいた。手は入ってきた。下着の上から愛撫される。手のひらを押しつけるようにして撫でてきた。
気持ちいい。
やがて、祐太は人差し指と中指だけで愛撫してきた。
「ここがいちばん感じるところかな」
「ああ…」
指は円を描くようにして、敏感なところに刺激を与えてきた。
「わたし…」
「どうしたの」
「変になっちゃう」
「もっと乱れていいんだよ。夫婦なんだ」
智花の秘部は熱くなってきていた。
「智花ちゃん、脱がせるよ。お尻を上げて」
智花は全裸になり、祐太も全裸になった。
熱く濡れた花園に、優しい指が這った。
「智花ちゃん、ひとつになろう」
祐太は、智花の足を大きく広げた。そして、智花のからだを少し浮かせた。
「最初は痛いかもしれないけど」
「そんなこと言わないで」
「ごめん」
怖れや不安はどこかに消えていた。
智花は生まれて初めて愛する人を迎え入れた。
2006年の冬、二人の物語は始まったばかりだが、作者が紡ぐお話は、これで終わりとします。
完