下衆の極み-1
今日はマーシーの出所の日である。そして、その迎えにきたのがマイケル毒島と天草五郎である。
「総帥出迎えに来てくれたのですか!」
マイケルは溜め息の後少し間をおき、
「マーシー、お前の力なしでは今回の“最後”の作戦は実行できん。力を貸してくれるな?」
「はい、勿論です!」
そして三人は今世紀最悪の事件を引き起こすこととなる。
一同はアジトで作戦を練り、いよいよ実行の日がやってきた。
マーシーおよびDUTメンバーは街のありとあらゆる公衆便所にカメラを設置し、盗撮を敢行。五郎はパソコンに向かい何やら神妙な面持ちである。
マイケルはスカトロ系のAVを見ている。
そして1日が過ぎた。
マーシーおよびDUTメンバーは盗撮カメラの回収。
五郎はパソコンに向かって何やら神妙な面持ちである。
マイケルはスカトロ系のAVを返しにTUTAYAに出かけた。
「総帥、回収完了しました!」
「よし、五郎そっちはどうだ?」
「全放送局電波ジャック可能です!」
「よしでは作戦実行!」
「ラジャー」
そして午後7時、飯時のゴールデンタイムの番組は電波ジャックされ、盗撮された【うんこシーン】が延々と流れた。カレーを食いながら見ていた視聴者は最悪である。
「うはははっ!いいぞいいぞ!これで下等な一般人もうんこの素晴らしさに目覚めるであろう!」
マイケルは興奮している
が、公共の電波が普通の人にとって不快なモノとなって、二時間。
いきなりアジトに警察が突入してきて、一同はあえなく御用となった。
しかし何故か皆、偉業を達成した後のアスリートのような充実した表情をしていたという。
ただ下衆なことをしただけなのに…。
こうしてDUTは解散となった。しかし、彼らは永遠に語り継がれるだろう。
スカトロマニアの間でだけ…。
-END-