全一章-13
避けようとするより早く、舞衣の手が私のパンティーの中に入ってきて、
「あ、やっぱり濡れてる。スゴイ濡れてる。よかった。舞衣だけじゃなかったんだ。」
「ああっ、もう・・・いけない子ね・・・動かしちゃダメよ」
「舞衣ね、今朝すごく変な夢みたの。お姉ちゃんが舞衣に変なことしてる夢よ。そしたら、感じちゃったの」
「オシッコじゃないって・・・感じたの?」
「うん。気持ちよくなっちゃって、流れるの、スゴク感じたよ」
「そう・・・」
「こんなことって・・・あるのね」
「・・・・・・」
「何か言って。言ってくれないんなら、もっといじってやる」
「やめて・・・だって、何て言えばいいのよ」
「回復したね・・・とか」
「何が回復したの?」
「お姉ちゃんのいじわる・・・舞衣、もう歩けそうな気がするよ」
「立ってみる?」
「まだイヤだ」
「立ってみようとは思わないの」
「思うけど、今はイヤだ」
「どうしてよ、意気地なし」
「キスしてくれなくちゃイヤだ」
「何ですって?!」
「お姉ちゃん・・・舞衣、お姉ちゃんのこと好きなの。ママよりもパパよりも、お姉ちゃんが好きなの。だから、キスして欲しいの」
「なに言ってるのよ。自分の言ってること・・・分かってるの?」
「こんな身体の舞衣なんか、嫌い?」
「そんなわけないでしょ。舞衣のためなら死んでもいいくらいよ」
「お姉ちゃんて・・・ユリなんでしょ?」
「そうよ。隠しだてなんかしないわ」
「そうだと思った」
「でも、それと舞衣の介護は別だからね」
「別かなァ・・・別だとは思えないけどなァ」
「別よ」
「うそだァ」
「ウソよ・・・可愛い可愛い舞衣だからできたのよ」
「お姉ちゃんてね、最初は怖かったけど、お姉ちゃんの手、とっても優しいんだもの。いろんなところ拭いてもらってるとき、とっても幸せだった」
「本当にそう思ったの? わたしに気を遣ってるんじゃないの?」
「ほんとだってば。そうじゃなきゃ・・・濡れないでしょ?」
「ンもう・・・動かさないでって言ってるでしょ・・・」
「舞衣ね、お姉ちゃんに好かれてるなって思ったの。なのにお姉ちゃんて、絶対舞衣にそれらしいとこ見せてくれないんだもの。こんなに濡れてるのに」
「わたしユリ女よ。舞衣はわたしの理想の女の子よ。そんな舞衣のを見て、濡れない方がおかしいわよ」
「じゃあ、なぜもっと早く言ってくれなかったの?」
「舞衣のこと、好きになり過ぎちゃったのよ。だから、怖かったの」
「お姉ちゃんて、ずるい。舞衣に言わせるなんて」
「舞衣、お願いだから、手を離して・・・お姉ちゃん、ダメになっちゃう・・・声出ちゃう・・・ママに見つかっちゃうから・・・」
舞衣は私のパンティーから手を抜くと、私にしがみついてきました。粘った手が私の首に巻き付くのを感じながら思いきり抱きしめると、舞衣の足が私の腰に巻き付いてきたのです。驚愕と言ってもいいくらいの驚きでした。そして<やられた>と思いました。もう、とっくに足の筋力は付いていたのです。私に気付かれないよう、布団の中で密かに自らリハビリを繰り返していたことが察しられました。
「あなたって子は・・・」
私は舞衣に柔らかく唇を重ねました。
「お姉ちゃん、もっと・・・」
舞衣の甘えたおねだりの声に、ついに自制の堰は壊されて、私の舌は舞衣の舌を求め、唾液を求めて暴れ回りました。