いつも一緒に-1
ここは日本。
でも今の日本と違う。
景色は同じなのに今の日本ではない。
でもみんなは今と同じ日本の生活をしている。
ごく僅かだけが全然違うのだけれど。
パラレルワールド?
はーい、ナビゲーターのアメリカ系日本人で青い綺麗な瞳と金色に輝いているロングなヘアーの可愛らしい高校2年のスルーズ=ハシモトでーす。
今私は剣豪の生粋の日本人でもの凄く強い(剣道)のにそれに似合わずもの凄く可愛らしい同じく高校2年の源川 世奈ちゃんの部屋のこたつに来ていまーす。
「何言ってるのよ、スー、しかも剣豪って何よ!」
「世奈、そんなこと気にしない気にしない」
世奈は他に何かを言おうとしたけどため息をしてしまった。
私はナビゲーターとしてこの状況を私なりに解析をしてみました。
“ああ、スーちゃんって何て可愛いんだろうこんな可愛いこと一緒にいると…私はノーマルだと思っていたのに…はぁ”
って所だと思います、ああ、私は世奈にこんなに好かれていたのですね、私は嬉しくて感激の涙を出してしまいます。
その時私が考えていたら殺気と思い世奈の方を見たら世奈が後ろから竹刀を出してきて私をめがけて振り下ろしてきた。
ふ、甘いですね、そんな手はおみとうしです、それ!!真剣(真剣ではないが)白刃取り!!
だが、予想を反して逆胴(上手く左のくびれあたり)に打ってきました。
「ごふっ、心眼しましたか…しかし逆胴とは…女の子の腰が…子供を産めなくなります…」
「何を考えている!!私はノーマルだ、スーと同じにするな。」
ふー、スーは面白い子なんだけどなぜか私に好意を持っているのよね。
まあ逆胴をしておいたし、こんぐらいなら簡単に回復するでしょう。
さっきスーが紹介していたけど私のほうも言っておきたいことがある。
あ、スーっていうのはスルーズのことね。
それと、一応言っておくがスーはナビゲーターじゃないからな。
あいつが勝手に言っていることだからな。
そして私の紹介だが私はノーマルだし、ちゃんと好きな人もいる!そこを間違えるな。
「そしてその好きな人が私スルーズ=ハシ…」
思いの外早く回復をしたスーを今度は右の肺の横あたりに横に切り上げ胴をくらわした。
これで起きあがれたとしても一時的な呼吸困難で喋れないだろう。
横でもがいているスーをほっといておこう。
少し落ち着いたら下からどたどたと階段を駆け上ってくる足音が聞こえる。
どたーん、と大きな音がした、階段の最後の段で足をかけて転んだな。
その転んだ張本人が顔面を強打した跡と鼻血をしていた姿で扉を開けてきた。
「さっきからうるさーい!」
「抄子さーん、世奈ちゃんがいじめるー。」
え!?さっきまでもがいていたスーがなんで立てるの!?
間違いなく数分間は立てないようにしたのに。
「こら!世奈、スーちゃんをいじめないの!」
お母さん、それって自業自得というものなのですが…
お母さんの紹介をしておくと母親と言うには見た目がこんなでかい子を保っていると思えないほど若く見えて二十代前半のお姉さん、と言う感じ。
まあ、ドジなところがあるが、そこも若く見えてしまう所なのだろうが。
童顔でセミロングのストレート、身長が150cmあるかないか微妙な所。
私達親子で買い物をしても姉妹にしか見られない。
私がロングヘアで後ろで髪をポニーテールにしている。
それに身長も170cmあり、顔がよく大人っぽいといわれるくらいなので私が姉でお母さんが妹に見られるくらい。
証拠に私とお母さんと2人がナンパされたときがある。
まあその時はナンパをした奴をおろおろしていたお母さんがいたので普段見ない母親としての姿を見てちょっと笑いそうになったが、私が…