序章-2
「……言えよ」
ちゃんと言わなきゃわからん、と猛り狂った分身を擦り付けて意地悪を言う。
「……て」
「あ?」
「……挿…れて……」
まだ理性が残っているキャラは顔を真っ赤にして懇願した。
「お願いは?」
始めに欲しがったのはアースなのに、いつの間にか自分がお願いしている立場になってしまい……悔しい……でも……。
「お……お願いっっあああぁんっっ」
言葉の途中で後ろから一気に貫かれ、キャラは躰を反らした。
ぐりぐりと肉棒をねじ込まれて乳首と淫核も同時に攻められる。
「あっくうっ……ああっあぁっやだっやだ!!」
あまりの感覚にキャラは頭を振って快感を逃そうとした。
「やだ……はねぇだろ?」
望んだのはお前だ、とアースは更に激しく腰を打ち付ける。
「あうっ!ああっ……な…んかっぁ来るっ……ダメっいやぁっ」
逃しても逃しても覆い被さってくる快感に恐怖すら感じる。
「飛んじまいなっ!!」
ゴツンと子宮口に肉棒が当たり、ドクドクと熱いものが叩きつけられた。
「いぃっあああぁぁぁっっ!!!」
目の前が白く弾けて意識が飛びそうになり、慌ててシーツを握りしめる。
ビクビクと痙攣を繰り返す躰が落ち着くと、くてんとベットに沈む。
「ふぅ……ぅぁ」
シーツを握りしめた手にアースの手が重なった。
「ふ……キアルリア」
息を吐きながらそっと囁かれ、肩に優しいキスが落ちる。
「……ケダモノ……」
「あぁ、知ってる」
嫌味なのに素直に認められては言葉が続かない。
喉を鳴らして笑っていたアースは、何かに気づいたように笑いをやめて結合を解いた。