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魔法少女ありす
【コメディ その他小説】

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ありすの日常2-2

小さい小屋には、たくさんのポプリが飾られており、そのほかには、いくつものガラスのビンが飾られてる。
そのびんには、薬草とおぼしき植物が乾燥されて保存されていた。
ありすは、いつも帰宅すると、1番最初にこの小屋による。
「ただいま、おばあちゃん。」
小屋には、ロッキングチェアにすわり、編み物をしてる、老婆がいた。
「おや、おかえり。今日は、少し遅かったね」
「帰りに加藤さんにお茶をご馳走になってきたの」
「ああ、あの加藤さんかい?何か注文されたのかい?」
「ん?覚えやすい呪文にして欲しいって」
「そうだね。そのほうがいいね。」
「おかえり、ありす。お母さん、そろそろ、母屋のほうに戻ってください。」
そこへ、ありすの母親が呼びに来た。
「パンプルピンプルパムポップン  ピンプルパンプルパムポップンってどう?」
二人の話を聞いたらしく、呪文を提案してきた。
「そんな変身しか能のない第2世代の魔法は、だめよ。」
「戦闘に特化しすぎた第3世代よりましですわ。お母さん。」
「あの連中が魔法使いであるものですか! しいて言うなら、戦士! 魔法少女なんてJAROが、よく、黙認してるものだわ!」
「そのとおりですわ!お母さん。」
母は、力説する祖母に賛同し手を取り合い盛り上がってる。
「ママ、おばあちゃん。おちついて〜」
ありすは、母と、祖母、3代にわたる、由緒正しい、魔法少女の家系だったが母も祖母とも、昨今の魔法少女の風潮には「近頃の魔法少女(若いやつ)は……」みたいな意見があるらしい。
「呪文は、やはり、マハリクマハリタヤンバラヤンヤンヤンがいいわね。」
「ピピルマピピルマプリリンパ パパレホパパレホドリミンパは?」
「ママもおばあちゃんも、盗作は、だめだってば」
「ほら、おばあちゃんもおうちに戻るんでしょ」
魔法少女の講釈が、始まりそうの勢いの祖母の背中を押し母屋に戻り、自室で制服から私服に着替えて、ダイニングに来るとすでに夕食の準備が始まっていた。
ありすは、母を手伝い料理や食器を運び始める。
「ママ、今週の土曜日、お友達のハロウィンパーティーに招待されたんだけど、行ってもいいな?」
「まあ、楽しそうね。」
母は、料理しながら、答える。
「お菓子をもらったら、ママにも分けてね」
「じゃあ、いってもいいの?」
「もちろんよ。楽しんでらっしゃい」
「ありがとう、ママ」


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