アルコール・トリック-2
「ボク着替えより、セリちゃんとえっちしたい」
「はぁ!?」
セリは面食らって
「バカなこと言わないで下さい」
と、庄野にチョップをかまそうとした。
しかしその手を反対に捕まれて
「セリちゃんがボクの服脱がしてたとき、ボクドキドキしてたんだよ…セリちゃんに犯されるのかなぁってさ!」
と抱きしめられた。庄野の目はトロンとしていて、酔っていることが一目瞭然だ。
「はいはい、犯す訳ないじゃないですか。早く着替えて下さいよ」
セリは庄野の腕を振り解き、自分の寝間着を取って部屋を出て行こうとした。しかし後ろから庄野に抱き止められる。
「冷たいなあ。セリちゃんがボクを犯さないんだったら、ボクがセリちゃんを犯すだけだよ?」
そう言って、庄野はセリを抱き上げベットに押し倒した。
「もう!冗談はよして下さいよっ」
セリは唇を尖らせ立ち上がろうとしたが、両手首を押さえつけられ身動きがとれなくなった。
「やっ庄野さ…」
そのセリの言葉を遮るように、庄野はセリにキスをした。長い長いキスを。
「んっ…ふぅっ」
セリは苦しくてもがくが、庄野はそんな事お構いなしに、セリとの甘いキスを楽しんでいる。
「セリちゃんとキスしちゃった!」
やっと唇を離し、嬉しそうに微笑む庄野を見ると、さっきまでの怒りが何故か萎えてしまった。それどころか可愛いとさえ思えてしまう。
「ねえ?もっとしていい?」
潤んだ瞳で尋ねてくる庄野に、セリは思わず
「はい…」
と答えてから、しまった!と後悔した。が、後の祭りだった。庄野は優しくセリの唇をついばむと、舌をセリの唇の間に差してきた。
歯を食いしばって抵抗してみたが、歯茎をなぞられて思わす口を開いてしまった。その隙を逃さず、庄野の舌はセリの口内に侵入してきた。優しく口内を舌でなぞり、セリの舌を追い立てる。かと思えば荒々しく舌を絡め捕り吸いつく。意外な庄野のキスの巧さにセリは翻弄されてしまった。
――何か変なカンジ…心臓がドキドキして体の芯が熱い…。
セリの目がとろんとしてきた所で、庄野は唇を離した。セリは何だか寂しいようなもどかしいような不思議な気持ちで目に涙が溜まるのがわかった。
そんなセリを見て、庄野は優しく
「どうしてそんな顔するの?」
と聞いてきた。セリは恥ずかしかったけれど、堪えきれずに庄野に懇願した。
「キ…キス、やめない…で?」
それを聞いて庄野は満足そうに
「えっちさせてくれたら、してあげるよ?」
と微笑んだ。セリは困惑した。エッチはしたくないけどキスはしたい…しかし考えているうちに、庄野は勝手にセリの服を脱がせていく。
「きゃっ…!何するんですか!?」
セリが抵抗しようとすると、庄野はまたセリに口付けた。
「ボクはこれからセリゃんを犯す。いい?」
有無を言わさずセリの服を全てはぎ取り、自分もトランクス一枚になる。トランクスの股間部は、不自然に布が持ち上がっている。
「セリちゃんとキスしただけで、こんなになっちゃったんだよ?」
優しく微笑む庄野は、セリの胸に顔を埋めた。
「やっ…恥ずかしいです…」
セリが真っ赤になって顔を背けると
「そんなことないよ?セリちゃんのおっぱい凄く綺麗…ここなんか、美味しそうだよ」
といって、庄野はセリの乳首に優しくキスをした。そしてぺろぺろと舐め上げる。
「ぁん…庄野さん…はぁっ…」
庄野の舌使いにセリは完璧に虜になっていた。庄野が乳首をしゃぶりつつも下の方に手を伸ばすと、そこはすでに濡れそぼっていた。
「ボクで感じてくれたんだね…嬉しいよ…っ」
庄野はモノをトランクスから取り出すと、セリの核心に擦り付けた。
「きぁっ…!はぁん…しょおのさぁん…」
庄野はそれでセリが感じてくれたことが嬉しくて、何回も擦り付けた。
「あん!…いいよぉ…はぁぁ!」
しかしセリの喘ぎ声を聞いているうちに、擦り付けるだけでは我慢できなくなった。