第2章-3
「どうしよう、お姉ちゃん・・あぁ」
沙也香の服の上から佐々木が彼女の尻を触っていた。
佐々木の顔は恍惚状態であり、眼を細め嬉しそうだった。
思わず美咲は佐々木に聞いた。
「あぁ、佐々木さん、そんなに沙也香を触っていて、嬉しいですか?」
美咲の眼は真剣だった、彼女自身も高崎と川崎の手で愛撫を受けていた。
それが乱暴でなく、
まるで羽のような肌触りで自分を官能の園へと導いていたからである。
そんな美咲を眼を細めて佐々木は言った。
「嬉しいとも、美咲ちゃん、凄く嬉しいんだよ、久しぶりに幸せな気持ちなんだ」
本当に佐々木は眼に涙さえ浮かべているようだった。
もう、この歳になって女体に触れることなど無いと思ったからだろう。
「美咲ちゃん」
「はい、佐々木さん」
「こんな嬉しい気持ちを味わえて、もういつ死んでも良いんだよ、嬉しいんだよ」
佐々木の気持ちは本当だった。
弾けるような若い孫のような女体に触れて、彼は感激していた。
4人の男達は姉妹の身体に触れながら、同じ気持ちになっていた。
「本当に?佐々木さん、川崎さんもそうですかぁ?」
川崎の手はすでに美咲の乳房を優しく触っていた。
そっと包み込むように、優しい母のような手触りで。
「そうだよ、美咲ちゃん、わたしも嬉しい、若い美咲ちゃんの身体に触れていると・・」
「あん、はい、それで?」
「とても、幸せな気持ちになるんだ、私ももういつでも死んでも良い気持だよ」
「あん、みんなそうなのね」
「そうだよ、美咲ちゃん、沙也香ちゃん、二人は私達の天使なんだ」
高崎が熱を込めて言う。
「どうかおじさん達のわがままを聞いて欲しい、お願いだ美咲ちゃん、沙也香ちゃん」
「あん・・でも、どうしたら良いの?」
「美咲ちゃんと沙也香ちゃんに、こうして触れているだけで、幸せなんだよ」
川崎と、佐々木も相づちを打っていた。
それを見て美咲は決心したようである。
「はい、分かりました、沙也香もおじさん達に任せましょ・・ね、沙也香」
「うん、お姉ちゃんが、そう言うのなら」
そこには何故か老人達と姉妹の仲で、不思議な一体感が生まれたようである。
「でも、おじさん達聞いて下さい」
愛撫され、快楽の園をさまよいながら美咲は、それだけは言いたかった。