投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

名門女子剣道部・愛花
【同性愛♀ 官能小説】

名門女子剣道部・愛花の最初へ 名門女子剣道部・愛花 2 名門女子剣道部・愛花 4 名門女子剣道部・愛花の最後へ

運命の出会い-3

 濡れたバスタオルを外して椅子にかけると、美貴の美しい肢体があらわになった。
 ほどよい大きさに膨らんだ乳房。…Cカップだろうか。
 その先にツン、と上を向いてそそり立つ硬い蕾。…これは冷たい水を浴びたせいだ。
 むっちりと見事な量感をたたえたヒップ。…とても中学生とは思えない。
 そしてこんもりと盛り上がる乙女の丘。栗色の若草がうっすらと茂り、陰裂が透けて見えていた。
 もし愛花が目の前にいたら、たちまち頭に血が上って卒倒するだろう。
 今日は新入生向けのクラブ合同説明会がある。
 美貴は剣道部代表として壇上に立ち、勧誘のスピーチをする予定になっている。
 本来なら主将である玲が行うべきなのだが、玲は今注目の天才中学生剣士。最近有名になりすぎてTVの取材を受けることもあるのでいささか忙しい。
 クラブの活動計画やその他細々としたことは、すべて美貴と顧問の沖先生で決めていた。

 美貴はタンスの引き出しを開けると、1本の白布を取り出した。
 それは愛用のふんどしだった。3つに折りたたまれており、幅は8cm、長さは約2m半である。 
 美貴は布を両手で広げるとその一端を左肩に乗せた。そして足を開き、残る一方を股倉にくぐらせた。尻の割れ目を通した布を、両手を使い丹念に根気よくねじり上げる。固くねじり終えたら今度はそれを腰から手前に回して後ろで止める。
 肩にかけていたもう一方の端を下ろし股をくぐらせて前袋を作り、縦褌とからませると『六尺褌』の出来上がりである。
 古来から伝わる本式の締め方で、昔の武士は皆これを締めていた。
 こうして下腹部をきつく締めつけることで刀を振るう時に力が入り安くなり、丹田にあるツボをも刺激する。これこそ日本の誇る伝統の下着である。

 参考までに布幅について説明すると、全幅が36cm、半幅が18cm。美貴が締めるものは一般のものに較べてかなり細幅ということになる。形状はTバックショーツに近い。
 美貴がここまで細い布幅にこだわるのは、締め込んだ時の食い込みをきつくして性器と肛門への圧迫感を強めるためであった。
 この幅だと動いているうちに割れ目の奥まではまり込んでしまい激しい運動には向かないが、練習のない日や気合を入れたい時にぴったりだ。

(ふんどしの緊張感を忘れた日本人は日本人ではない!)

 股間を圧迫する甘美な拘束感に美貴はうっとりとしていた。
 美貴が女の身でありながらこんなにもふんどしに固執するのか?
 それは幼い頃、両親が勤めていた大学のある九州で、とあるお祭りに参加したことがきっかけだった。
 『締め込み』と呼ばれる厚手のまわしで尻を締め上げ、上半身は『水法被』という白い法被を着込み、足には地下足袋をはいたスタイルで山車を引くのである。
 美貴は転校した年の小学5年生の夏までこれに参加していた。
 本来、この祭に参加できるのは男性だけであり、女子は初潮前の小学校低学年までに限られる。しかし山車を引いて市内を駆け回る勇壮な祭りの高揚感にすっかりハマってしまった美貴は両親に頼み込み、無理矢理参加させてもらっていたのだ。
 ドイツ人の血を受けて大柄な美貴はその頃にはすっかり大人びて、山車を引く子供達の中でもひときわ目立っていた。
 むっちりとしたお尻に食い込んだ締め込みは、引率の大人達が思わず目のやり場に困るほど。

「あん娘の親ば、一体何考えとるとね?」

 …と周囲の噂に上るのは知っていたが、美貴は気にしなかった。祭に取り憑かれたいっぱしの『のぼせもん』だったのだ。
 しかし、最後に参加した時は悲しい思い出となった。それはもう二度と参加できないということと、カメラヲタクの集団に目をつけられ、徹底的につけ狙われたからだった。
 山車を引いている最中に周囲から『勢い水』(きおいみず)をかけられ、法被が濡れて乳首が透けてしまった時や、催して公衆トイレに行く時など、美貴は自分の身体が男達の獲物にされていることを感じて恐怖した。
 みんながカメラで私のお尻を狙っている!

(男なんか大ッ嫌い!!)

 祭の最終日の夜、そう思って泣いた美貴だった。
 しかしカメラに狙われているのを自覚した時、締め込みの奥が「じゅんっ…」と熱くなり、トイレの便座に座った時に調べると、アソコがべとべとで締め込みの裏にもぬるぬるした汁が一杯ついていた。
 自分のお祭り好きの理由は、ふんどしを締めるのが気持ち良かったからだということに気づかされてしまったのだ。
 股間を締め上げられる圧迫感と緊張感。お尻丸出しというスタイルの羞恥心、そして周囲から熱い視線で見つめられているという自覚。すべてが快感を生んでいた。
 以来、自分のふんどし好きをはっきりと自覚した美貴はずっとふんどしを愛用している。
 男は今でも嫌いだ。だから女子校を選んだ。

(そういえばこないだの後輩の子、可愛かったな…)

 美貴の脳裏を、ふっと愛花の面影がよぎった。
 華奢で小柄な身体は抱きしめると折れてしまいそうだった。
 自分の髪とはまったく違う、つやつやとした黒髪。
 清潔なショートカットも私の好みだ。
 きらきらしたつぶらな瞳、左ほほに出来る片えくぼ。
 それに何よりあの子はまっすぐ背筋を立てて、真正面から私の目をみつめていた。

 あんな子が妹だったらどんなに楽しいだろう?
 勉強を教えてあげようかしら?
 デートはスケート場がいいな。あの子が滑って転んだら、また抱き止めてあげる。
 そして2人で一緒にお弁当を食べて。

 そう思った美貴は、あわててその考えを打ち消した。
 駄目よ、私には玲様がいるんだから。私は身も心も玲様のもの。あの人にすべてを捧げると誓ったじゃないの!
 美貴は首を左右に激しく振って、愛花の面影を頭から追い出そうとつとめた。
 そして六尺褌の上から制服のスカートをはき始めた。


名門女子剣道部・愛花の最初へ 名門女子剣道部・愛花 2 名門女子剣道部・愛花 4 名門女子剣道部・愛花の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前