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<12月>
【OL/お姉さん 官能小説】

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クリスマス-4

「今日はホントすまなかったな」

リビングのホットカーペットに2人で並んで座る。

「やだ、しゅーちゃんまで。私も楽しかったし、嬉しかったんだから、さっきの…」

「オレらの子供?」

「うん」

「何?チカ子供できちゃうようなこと、したいの?」

「もうっ、しゅーちゃんってば。今出来たら、正直困るでしょ?仕事とか、いろいろ…」

「まぁ確かにな。今は授かり婚っていうらしいし、それ自体は否定するつもりないけどやっぱり同じ職場で働いている以上、あんまり無責任なことはできないよな。それにやっぱりちゃんとチカの親御さんにもご挨拶してからじゃないとな。その前に本人にちゃんと言わなきゃ、か」

「え?」

「ムードもなんにもないけど、ここでいいか?」

「へ?」

「へ?じゃなくて。オレと結婚してくださいって」

「は…はい」

「な、なんで泣くんだよっ」

「え?あ、ほんとだ。私泣いてる」

「ったく…チカのこと泣かせないって約束したのに破っちゃったじゃんか」

「でもこれは嬉しいからで…」

ぎゅっと突然抱きしめられる。おっきなしゅーちゃんに守られているぬくもり。このぬくもりがずっとそばにあれば、きっと幸せになれる。

「仕事のこともあるから今すぐってわけにはいかないけどさ。ずっと一緒にいような」

「うん」

「じゃぁ、とりあえずひとつになりますか?」

「へ?」

「だって本当は今日は1日中エロいことしようと思ってたんだけど」

「そ、そーなの?不健全って言ったじゃない」

「まぁな。年末年始の休みに入るまではそう一緒にいられないだろうから。その前にチカが欲しいんだけど。ダメ?」

不意打ちのキス付きでダメとか聞かれても、ダメなんて言えるわけないのに。

「…ダメじゃない」

「あ、チカさん素直じゃないな」

「私もしゅーちゃんが欲しい」

「よし、上出来。ってオレらほんとにセックス覚えたてのガキみたいだな」

「でもしゅーちゃんとのエッチ、気持ちいいもん」

「身体の相性はいいんだと思う。心も、だけどな」

「うん…」

真っ赤になっちゃうようなこともさらっと言ってくれる人。大好きで大切な人。サンタさんが運んで来てくれたプレゼントは永遠を誓える人。これならクリスマスも悪くない。これからはクソくらえなんて思わないで、毎年記念日を一緒に祝っていけたら、ね。


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