第2章-6
それ以来、真梨子は母を憎むようになった。
優しかった母が、叔父とのセックスに溺れているその姿を。
それは大好きだった父への母の裏切りであり、
潔癖な真梨子はそれを許せなかった。
あれから成長した真梨子は、
身体の求めるままに自慰をするときがある。
だが、或る程度までは登り詰めるのだが、
どうしても絶頂を迎えることは出来なかった。
逝きそうになると、戻されるこの切なさ。
それは真梨子の心の中で、あの淫乱な母と自分が同じことをしている
そういう罪悪感が、彼女の快楽を制御していたからである。
しかし、もうその呪縛から逃れたい・・
自分の心を解放したい・・
そう心から思い、それを打破する為に、今自分はここにいるのだ。
今はたとえ、どんなことがあっても、自分はこの住職を信頼し
全てを任せてみよう・・そういう潔さが真梨子の心の中で熱く広がっていた。
その真梨子の身体を二人の男が体中を撫で回していた。
真梨子は身体が痺れ、湧き上がるような喜びを感じ始めていた。
やがて若い芳念の舌が、真梨子の下腹部を舐め始めたとき、
わけもわからず、真梨子は気持ちが良くなり
膣からはおびただしい愛液が溢れ始めていた。
(あぁ、素敵だわ・・)