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<12月>
【OL/お姉さん 官能小説】

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三連休 始まりの夜編-5

「いっ、いや、主任っ」

「イヤっていうわりに、どんどん汁が溢れてきてるけど?本当は気持ちいいんでしょ?」

気持ちいい、なのかどうかわかんない。ずっと一定のリズムで与え続けられる刺激。まだ弱だよ、と言ってのけるけれど、充分すぎる刺激だ。それにバスルームでも一回達してしまった身体はいつも以上にビンカンになってるのに。最初はずっと同じ場所に当て続けられていた先端を、だんだん円を描くように主任が動かしていくとあっけなく達してしまった。

「電マでイっちゃったんだ。やらしい」

すっかり気をよくしたらしい主任は、一息つくとまたスイッチをいれてしまった。火がついてしまったカラダはもう自分じゃコントロールできない。口からでるのは、イヤとかダメとか否定の言葉ばかりなのに、主任がやめてくれる気配はない。

「や、ヤダ。なんかヘン。いやっ、いやっ」

どのくらい経ったんだろう。身体に異変を感じて訴えるけれど聞き入れられないどころか、主任の指が再び私の中に入ってきた。

「すごい、さっきより締まってる。そんなに電マ気持ちいいんだ」

「やだっ、怖い、いやっ、なんかヘンっ」

「またイっちゃう?いいよ、いっぱいイって。鈴木がイくところ、オレに見せて」

なんだろう、イクのとはまた違うような気がしてやめてくれるように懇願してるのに。あ、ダメだ。なんかヘンだ。何コレ?ヤダ。怖い。

「うわっ、すごいよ、鈴木」

足元で、鈴木主任がそんなこと言ってるのを聞きながら、私は意識を手放した。





…なんだか肌寒い。お尻のあたりがやけに冷たい。あれ?もしかして、失神ってヤツ?潮吹いちゃった、ってヤツ?って、鈴木主任は?

「主任?」

私の頭に手を置いて目を閉じてる。声をかけたけれど反応はない…寝てる?

「主任、風邪ひいちゃいますよ」

裸のままだし、思わず見ちゃったオトコの人にしかない部分は、いわゆる「立った」状態のままなのに、爆睡してる…けっこうお酒飲んでたもんな。あんまり強くないのかな?私が強すぎるだけ?でも普段からエッチの時はあんな感じなのかな?それともアルコールが入ると豹変しちゃうタイプ?明日起きたら覚えてない、とかだったらイヤだな。それにしても。結局私だけ気持ちよくなっちゃって、主任には少ししか気持ちよくなってもらってないじゃない。おまけにまだ、繋がってないし。試しにキスしてみても、さっきは触るのもあんなに恥ずかしかった部分に触っても、主任が起きてくれる気配はない。そうなると余計に鈴木主任が欲しい、って思ってしまって自分でも驚く。

「眼が覚めたら抱いてくださいね」

耳元にそっと囁いてみたけれどやっぱり反応はない。気持ち良さそうな寝顔。寝顔みれるなんて、コレが最後かもしれないからしっかり焼き付けておかなくっちゃ。それにしてもお尻のあたりが冷たくて気持ち悪い。洗面台に行き、カゴの中からバスローブを一つもってきて、敷くことにした。着ようかな、って思ったけれど、主任は裸だし、着せるのはたぶんムリだろうから私も裸のままでいよう。部屋は暖まっているし、布団かければ風邪はひかないかな?ついでにシャワーを浴びて、さっぱりしてから戻ってもまだ主任は目を覚ます気配がない。苦笑しながら、隣に横たわる。今更酔いが回ってきたのか、そんな時間だからなのか、私も眠くなってきた。

「今日一晩だけは、隣で眠らせてくださいね」

返事はなかったけれど、頬にキスをして私もまぶたを閉じた。


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