彼氏に振られ、放課後図書室で時間を潰していたあたし井上 亜紀は根岸 鳴海に突然告白された。
2010-11-03 11:12:15青春
目の前には、蒼く澄み渡る広い空。もう夏も終わり、秋になろうという時期なのに、南中を少し過ぎた太陽は、暖かさというよりはむしろ暑さを持った光を降らせている。
2010-11-03 11:07:33青春
あたしが一番困ってる事…それは、間違いなくアイツの事。「みなみぃ〜!!!」ガバッ!
2010-11-03 11:05:24青春
「図書室にいるなんて珍しいね。井上 亜紀さん。」名前を呼ばれて顔を上げると根岸 鳴海が目の前にいた。
2010-11-03 11:03:50青春
本当に偶然だった。たまたま忘れ物を取りにきたあたしは、告白すらできないまま失恋をした。
2010-11-03 11:01:00青春
雨上がり特有の香りがする。早朝に雨があがったのか、人がまばらに出始めた今もまだ匂う。この匂い、あんまり好きじゃないのかも、と花はふとぼんやり思った。
2010-11-03 10:55:21青春
「なぁ…ちぃ?」学校からの帰り道。あたしに背中を向けながら悠太はあたしに話しかけた。
2010-11-03 10:54:24青春
主審が右手を上げる。「ストライクバッターアウト」 ちょろい、七回終わって0対3かよ。しかも、相手チームは俺の球にかすりもしねぇ。 ハッ! 雑魚が!
2010-11-03 10:53:27青春
バレンタイン。それは、女の子が堂々と好きな人に告白できるという、勇気のないあたしには背中を押してもらっているような日。
2010-11-02 12:44:20青春
放課後。 私は珍しく、朱に染まった教室の中にいた。誰もいない教室は、何だか無性に、寂しかった。
2010-11-02 12:39:58青春