PiPi's World 投稿小説
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No573-03/01 00:21
女/沙耶
TS32-i0o94RxX
君の存在
それは当たり前で

黙っていても
横を向けばそこに確かに在って

声をかければ返って来る返事を
なんの不思議もなく受け止めて


それは本当に当たり前のこと

君の存在は、
私にとって既に空気と同じだ


いつも不思議に思うことなく受け止めていた君の旅立ちの声を
私はどう受け止めれば良かったんだろう

こんな現実、
全て儚い夢なのだと私を笑って欲しい


君の不在、埋める傷の深さを
君が知ることは無いのだろう

きっと、永遠に、ないのだろう
No572-02/27 18:38
女/沙羅
P901i-1GKj6rZA
歌にあるの
知ってる?
『ねずみは米が好き』なんだって
ねずみが米を好きなように貴方を好き
でも米はねずみが好きじゃないの

そう、片思いの歌
でもね、ワタシはね…
『米は米のままでもいいの…』
No571-02/27 14:59
女/木蓮
P902i-3eLWE.NG

見えないからこそ

強く惹かれ
優しく包みこむ

いつまでも大切に
ずっとそばにいたい
と思える

でも
見えてしまったら

もっと触れたい
もっと感じたい
もっと近くに

我が儘な私は
もっと
もっと
と欲が出て

求め
そして傷つけてしまう


だからこのままでいい

いつまでもあなたのそばにいたいから
No570-02/27 14:28
男/賢
P901i-oDey9rh2
やわらかいナイフを
左手に持って歩く

白い闇の中で
静かに誰かを刺して
血の流れない傷を見て

笑って
そして泣く


色の無い包み紙を
水玉模様に変える

暗い日の光が
ゆっくり模様を消して

乾いて
また濡らす


(…解りづらいなぁ)
No569-02/27 13:36
女/Sai
SH902i-P9WEmhqQ
あとどれくらい
君に近付けば
明日を一緒に
見られるでしょうか

君の周りの世界は
全て凍りつき
終わりの見えない闇が
君を包んでいる

私の差し出す手に
気付かないフリはもうやめて
小さいけど確かな光を
振り払わないで…
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