PiPi's World 投稿小説
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No653-04/02 11:18
女/木蓮
P902i-3eLWE.NG

穏やかな風に
仄かに薫る土の匂いだとか

道路の脇の雪山が
昨日よりも溶けただとか

木々の枝に小さく
芽吹く確かな生命だとか


そんな何気ない

見落としてしまいそうな
毎日の景色に


私の心はあたたまる
No652-04/01 23:07
男/戦人
D901i-Ap5NVC11
世界は嘘に満ちている

でもそれでいい

残酷な事実を伝えるより優しい嘘を語りたい

事実なんて知らなくても生きていける
知らない方が幸せな事は沢山ある
No651-04/01 01:28
女/るな
F902i-A6jxMi41

『大丈夫』


君の口癖…

いつも笑顔で君は言うけれど

『助けて…』

僕にはそう聞こえるんだ…


いつもどんな時でも
無理して笑う君だから

きっと今も
無理してる…


僕じゃ 頼りないかな…

僕じゃ 君の悩みを聞くこと できないのかな…

僕じゃ 君を癒してあげること できないのかな…


君は僕に沢山の勇気と愛をくれた…

だから今度は僕の番


お願い 僕に打ち明けて?

お願い 僕に頼って?

君は一人じゃないんだ…

だから お願い―…
No650-03/31 17:19
男/マコト
F901iC-U8KUhpGc
まぶしい西日が
目を焼く昨日

足りない言葉を
ただ探してた

さよなら
この言葉に
どんな飾りをつけて
君に渡せばいいんだろう

涙を付け足したくはないから
笑顔はなんだか似合わないから

出てきた言葉が
どれも気に入らなかった

だから

風が肌を冷やす今日

君に言えることは
さよなら
だけなんだ

伝えたい言葉は沢山あったのに
それだけしか言えなかったんだ
No649-03/29 19:22
女/鈴風
PC-y9gL./gw
こんなにわがままな私を

あなたは素直だと言う

こんなに弱い私を

あなたは優しいと言う

こんなにずるい私を

あなたは強いと言う

あなたにかかると私は凄く好い人過ぎて

それが私の不安材料

だけど

分かってないあなたは

そのままでいて欲しいって

私に言うんだね

これを苦しいと感じるのは

贅沢なのだろうか?



                      TO A
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